「すごい」と「すき」
1月20日
ここ2、3日、考えていることがある。
「すごい」と「すき」の違い。
なぜ、考えはじめたのか自分でもわからないのだけれど、
はっきりと自覚できているのは、「すき」の方がいいなってことだ。
もうすこし言うと、「すき」だと思っていたいということ。
「すごい」は、どこか気高くて、スーパーヒーローを連想させる。
沸騰したお湯が爆発するみたいに、劇的な展開が浮かぶ。
一方で「すき」は、とても身近で、内省的。継続可能。
「すき」と口にだすだけで、心臓あたりがポッと温まるような感じがする。
「すごい」は、相手を称賛するときに使い、「すき」は、
自分の気持ちを表わしているから比べるのはおかしいのだけれど。
たぶん、これから続いていく人生で、私が永く感じていたいことだから、
自然と考え始めたのだろうと思う。
若いころの私は、「すごい」と言ってもらいたかったから。
意外なところに、年月を経てきた私のかけらが転がっているもんだな。
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