ひみつ道具。

最近、ドラえもんの漫画を読んでいる。

大好きな作家が影響を受けたのがドラえもん、というのが1つ目の理由。改めて読み直すと結構面白いというのが2つ目の理由。童心に帰りたくなるのか、それとも疲れているのか、というのが3つ目の理由。とにもかくにも、あの丸い青色短足ロボットが与える安心感は大きい。

この前古本屋に行ったときに見つけた『最新ひみつ道具大辞典』を、200円と言う大金で購入してしまった。200円分楽しむぞ、という気分でペラペラとページを捲る。これが大学生のすることだろうかということはさておき、それにしてもそれにしても沢山のひみつ道具があるものだ。

「モンスターボール」という、どこかでひと悶着起きそうな道具を見つけた。昔話や伝説に登場するリュウ、かっぱ、てんぐなどが出てくるボールらしい。レックウザが出てこなくて良かった。

「人間製造機」はどうなんでしょう。あの国が似たことをして世界中から批判されていたような。今でも亡くなったペットと全く同じペットを作り出して商売する国だものね。あなおそろし。

他にも「亡命許可証」「コウモリがさ」「元気の出る爆弾」「一人でにらめっこできるかがみ」などなどメジャー道具に隠れたおもしろ(いくつかは本当に危険な)マイナー道具が山盛り。これを読むとのび太が性善説のダメ人間で本当に感謝だ。

1つだけひみつ道具を使うとすると、医学生はどの道具を使いたがるのかな、と思案する。どうせアンキパンとか言うのか。でも逆に勉強は自分でやるので他の道具、と言う人も多そう。どこでもドア、タイムマシン、タケコプター、もしもボックスは鉄板。数人は「人生やり直し機」を選ぶかも。

では自分はどうだろう。「小人箱」か「ケッシンコンクリート」が良い。「小人箱」は自分が寝ている間にどんな仕事も片付けてくれる。やることを溜めるだけ溜めてやらない自分を助けて欲しい。あと、睡眠に集中したい。「ケッシンコンクリート」はそれを飲めばどんな決心も揺らがなくなる、という'ド'の付くマイナー道具。でも、優柔不断な、心変わりしやすい自分にはありがたい。

突然机からドラえもんが出てこないかな、出てきたらどうしようかな、でもドラえもんはコミュ力高そうやし安心やな、などと想像してみる。自分がバカみたいな妄想に耽っている間に、周りはしっかりと現実と相まみえている。

助けてドラえもん!

気休めに、将来はネコを飼いたいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?