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美術館巡り初心者が選ぶ、2022年絶対に行きたい美術展5選

昨年から新しく始めたことのうちの1つが美術館巡りです。
正直に言って美術の知識はほとんどありません。ゴッホの向日葵とかモネの睡蓮とか有名な作品は知っている、くらいのレベルです。
そんな私が今年絶対に行きたい美術展をまとめました。
東京が中心になりますが、美術館に行ってみたいけどどこに行ったらいいかわからない…という方の参考になればと思います!

美術館巡りを楽しむポイント

まずは美術館巡り初心者である私が、どんなふうに楽しんでいるか簡単にご紹介します。展覧会の内容だけ見たい方は目次からジャンプしてください!

①美術館の建築自体を楽しむ

美術館ってアートを展示する場なので、建物自体のデザインも凝っていることが多いです。どんなコンセプトでこのデザインにしたんだろうと考えるのも楽しいです。(もちろんホームページには正確な情報が掲載されています)
展示物の写真は撮れなくても建物外観の写真は撮れるので、カメラを持っていくようにしています。
少々マニアックかもしれませんが、お手洗いまで洗練されている所もあるので、私は美術館に行ったら必ずお手洗いを利用します。

②お気に入り作品を1つ選んで感想を残す

たくさん展示されている作品の中から特に気に入った作品を1つだけ選んで、感想を書き残します。書く内容は以下の通り。

  • 作者・作品名

  • 描かれているモチーフ

  • 好きだと思った理由

  • 作者が表現したかったテーマ

これを書いておくことで、自分がどんなことに着目して作品を見ていたかがわかって、次に行く展覧会を選ぶ基準にもなるんじゃないかなと思います。

③ミュージアムショップでお買い物

美術館に併設されているミュージアムショップには、開催されている展覧会にちなんだグッズがたくさん発売されています。
ハンカチや栞など実用的なものから、マグネットやピンバッジなどコレクション要素が強いものまでいろいろあるので、気に入ったものがあれば記念に購入しています。

以上、私の美術館の楽しみ方でした。
それでは、美術展を紹介します!

メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年

メトロポリタン美術館はアメリカにある美術館で、膨大な数の美術作品を所蔵しています。この展覧会は、その中から選りすぐったヨーロッパ絵画65点を展示し、そのうち45点は日本初公開だそうです。ちなみにサムネイルの画像も本展覧会で日本初公開の作品です。(セザンヌ《リンゴと洋ナシのある静物》)
アメリカに行かないと見られない作品を日本で見ることのできるチャンスになっています!
この展覧会の特徴は、「西洋絵画の500年」と副題がついている通り、さまざまな年代の絵画が一度に見られる点です。ヨーロッパの絵画は年代ごとに作風が異なっていて人それぞれ好みが分かれると思うのですが、知識がないとこの年代はこうであの年代はああでというのが分かりません。しかし、この展覧会を見たら「自分はこの年代の作品が好きだ」ということを知ることができると思います。

メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年
会場:国立新美術館 企画展示室1E
会期:2022年2月9日(水)~5月30日(月)

フェルメールと17世紀オランダ絵画展

フェルメールといえば「真珠の耳飾りの少女」と「牛乳を注ぐ女」が有名かと思います。そんなフェルメールの初期の作品《窓辺で手紙を読む女》が本展覧会の目玉となっています。
この作品は、1979年のX線調査で壁面にキューピッドが描かれた画中画が塗り潰されていることが分り、大規模な修復作業を経て本来の姿を取り戻したそうです。この修復後の公開は、作品を所蔵しているオランダのドレスデン国立古典絵画館以外では世界初!とのことで見に行きたいなと思いました。
キューピッドを塗りつぶしたのは作者ではなく他の誰かということで、経緯や意図が気になります。

ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展
会場:東京都美術館
会期:2022年2月10日(木)~4月3日(日)

燕子花図屏風の茶会

《燕子花図屏風》は毎年4月中旬から5月中旬の約1ヶ月間だけ根津美術館で公開される国宝です。
燕子花(カキツバタ)はアヤメ科の植物で青紫色の花を咲かせます。根津美術館の庭園にはこの燕子花が植えられていて、一斉に開花する時期に合わせて展覧会が開催されています。
私は昨年もこの展覧会を見に行ったのですが、屏風の燕子花と実際の燕子花を見比べることができてすごく良かったので、今年も見に行きたいなと思いました。

燕子花図屏風の茶会 ―昭和12年5月の取り合わせ―
会場:根津美術館
会期:2022年4月16日(土)~5月15日(日)

スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち

こちらはスコットランド国立美術館に所蔵されているルネサンス期から19世紀後半までの西洋絵画を約90点展示する展覧会です。
公式サイトによると、特徴は、「イングランド出身の画家や日本ではなかなか見ることのできないスコットランド出身の画家の作品が多く展示されていること」だそうです。
メトロポリタン美術館展と同じように日本ではなかなか見られる機会がない作品が展示されるとなると見に行きたくなっちゃいますね。
※以下は東京での開催情報ですが、神戸や北九州でも開催されるそうです。

スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち
会場:東京都美術館
会期:2022年4月22日(金)~7月3日(日)

コジコジ万博

これまで紹介した展覧会と少し毛色が違いますが、タイトルの通りコジコジにフォーカスした展覧会です。
ご存知の方も多いと思いますが、「コジコジ」は「ちびまる子ちゃん」の作者であるさくらももこ氏によるファンタジーギャグ漫画作品のタイトルであり主人公の名前です。
私は漫画を読んだことはないのですが、小さい頃にケーブルテレビでアニメを見ていてその世界観がなんともいえずシュールで好きでした。
コジコジは普段なんにも考えていなさそうでいて、時折哲学的な深い発言をするんですよね。大人でも楽しめる作品だと思います。
本展覧会では、そんなコジコジの世界を5つのパラビオンで120点の原画とともに楽しむことができるとのこと。ショップやカフェもまるごとコジコジ仕様になるそうです。
少し前からコジコジへの興味が再燃していたところだったので、私にとってベストタイミングでした。

コジコジ万博
会場:PLAY! MUSEUM
会期:2022年4月23日(土)〜7月10日(日)

気軽に美術館に行こう!

以上、美術館巡り初心者である私が2022年に絶対に行きたい展覧会を5つご紹介しました。
「美術館に行く」と聞くと、なんとなく敷居が高いような、知識がないと行けないようなそんな感じがするかもしれません。私も少し前まではそうでした。
でも、そんなに深く考えなくていいと思います。色が綺麗だから好きとか描かれている猫が可愛いから好きとか、そんな感想でも全く問題ないと思います。
自由に気軽に美術館に行きましょう!

ただ、今はコロナ禍ということで事前予約しておかないと入れない展覧会もあったりするので、事前に公式サイトを確認しておくことをおすすめします。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
私も初心者でまだまだ全然調べきれてないので、皆さんのおすすめの展覧会や推し画家を教えてくださると嬉しいです!

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