利益なくして未来なし

支援先の財務分析を進めている。
中小企業が税務申告する際に
法人税申告書とともに
提出しなければならない財務諸表は
貸借対照表、損益計算書、
株主資本等変動計算書である。
キャッシュフロー計算書は必須ではない。
財務分析をする際のデータは
貸借対照表と損益計算書を
ベースに始めることになる。
未来のことを考えていく上で
最も大切なのは
複数事業があればその利益構造を
明らかにすることである。
そのためには変動損益計算書と
呼ばれる計算書を作成して
分析する必要がある。
管理会計と呼ばれる領域だ。
変動損益計算書は
税務申告には必要がなく
別の手間がかかるため
顧問税理士が作成していない
ケースも多いのではないかと思う。
変動損益計算書は
費用を変動費と固定費にわけ
限界利益、貢献利益を算出して
損益分岐点売上高を出すことができる。
固定費と変動費の振り分けいわゆる
固変分解には解釈が必要になるために
解釈の違いや分析方法でその数字が
多少変動するものでもある。
きちんとしたヒアリングが必要であり
財務分析による提言の根拠となる。
まずは既存事業をきちんと診て
体質を改善して利益を確保していくことが
最優先事項だと私は考える。
利益をちゃんと確保してから
新しい取り組みを考えていくのが
自然な流れだろう。
利益なくして未来なしである。
磨きをかけなくては。
本日は診断士のマジメな話であった。
超現実珍談士のザレゴトを期待していた
オパラー・オパマニア・オパニストの
皆様には申し訳ない笑。
財務分析をおぱぱせよ!

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