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普通の日々に戻ったけれど

ビジネスマンが会社に毎朝通勤する。やっと普通の日々に戻りましたが何か足りない、何か釈然としない気持ちが残っているのは「またリモートに戻るのかな」とか「また患者が増えるのか」だけでなく「自分の仕事がどう変わるのか」「通勤が面倒だ」とか「うちの会社大丈夫なのか」という不安が残っているからかもしれません。でも普通の日々は尊くてありがたいものなのです。行く場所があるってスゴイことなのです。

旅行業界、外食産業、宿泊業、冠婚葬祭関連、観光業、運輸業、スポーツ関連、アパレル、イベント会社、ホール運営、小売業、エンタメ系の多くの方が自宅待機という不安な2年弱を過ごされてきました。生まれてはじめての自宅待機はとても不安で、かつ仕事に戻れる時期がわからずに精神的に辛かったと話されています。

前年比50%ダウン。これを2年続けたら2年で1/4。例えば小売店規模だと年間で1億あった売上が2500万になっているのです。月200万の売上で家賃と光熱費、社員数人の人件費と保険料で既に赤字。経営者の方は何カ月も給与をとれない状態が続いていたと思います。銀行の返済もあるかもしれません。このように具体的に数字にしてみると今の経済の深刻さがわかると思います。ぜひ自分の会社の経済に関心をもっともっと寄せてみてください。

一方借金が前提の経営をされてきた方にとっては今回の緊急事態宣言解除はいい変化のチャンス。例えば小売店や飲食店の方は借金をして店を増やす、前のを返さずにまた借りるをくりかえしていてもコロナとは関係なく、顧客が見えなくなってしまうこともあります。経営者が資金繰りに気持ちが捕らわれてしまうと顧客が見えなくなります。すると従業員には売上のノルマを課せてしまい、結果いいサービスが提供できなくなります。

出資者を募ってきた一部のベンチャー企業の方もこれからの事業計画をもう一度練り直してみてください。そのためにはこの先2年の経済と動きを読むことが大切です。また海外からの観光客や買物客のターゲットのビジネスもあと数年見直しが必要ですよね。

社長や経営陣だけでなく、全ての方にとり業績が回復できるように祈っています。前みたいにはいかなくても工夫と努力と知恵で乗り切りまずは続けることです。仕事が楽そうなところに会社に入った、大手だから大丈夫、リア充したいからシフトのところを選んだとかはもうコロナ前の話です。コロナ後のテーマはサバイブです。

安定していると思われていた全ての業界や組織にも変革の波が来ています。この波をいい波と捉えて自分の仕事人生を立て直してみてくださいね。「言われたことをやるだけ」の仕事なんてすぐに飽きてしまうし誰かにとって替わられてしまいます。読んで頂きありがとうございました。いい秋になりますように


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