評論家タイプ上司の憂鬱
悪い上司の典型は「良いんじゃない」「やっといて」と下に振り自分は汗をかかず手を動かさない人。やっていないから評論家的な態度を取り続けます。「僕は指示する。あなたは動く」と決めつけている人です。できたものに対して評論ばかり。下が成長するように任せているが口癖。責任は一切とってくれないし庇ってもくれないズルい人です。
さらに手柄を横取りして上に報告するもあります。部下を持ち偉くなったから下に命令するのが当たり前だと思っている人です。評論家でかつ手柄横取り気質な人が上になると毎日がムカついてイラついてなかなか仕事になりません。成長できないのです。ああなりたくないという気持ちもあり余計に憂鬱です。
しかも評論家上司はやったふりが得意です。会議や打ち合わせで「〇〇君どう思う?」とやたらと発言を振る人は大体何も考えていないことが多いです。報告書も人任せ。会議資料も人任せ。だから話せないのです。社内に向いた資料ばかり作らせてる会社がいけない場合もありますが。
これは日本の古くて堅くて、変われないいろいろな組織で起こっています。年功序列な時代なら文句言いつつ定年までウダウダしていればいいですが、これから先はもう通用しません。
人徳が無い裏返しなのか評論家上司は1人だけ「可愛がり」または「目にかけている誰か」を作ります。これが厄介。可愛がっている部下にはなんかネコナデ声的なカンジで別人のように気を遣うので、周りが気持ち悪いのです。これは下に慕われている風に装うパフォーマンスであることも多いです。
一方良い上司とは「一緒にやろう」とか「見てて」とか「前にやった資料があるから真似てみて」とわからないところを教えてくれたりヒントをくれる人です。そして最後は自分が手を動かしてくれて助けてくれる人です。若いヒトが困るのは「実務」。実務ができないければ下を助けることができません。批判を聞きたいのではないのです。
実務家と働いてください。その方の働き方や考え方、そして発言や行動を見て真似しているだけで成長できます。部下が苦労した実務を自分が工夫した風に上やクライアントに平気で報告できる評論家になったら50過ぎたら何もできない人。定年後は相手にされないヒトになります。
評論家が上にきて半面教師と思うか時間の無駄と思って考えるのかは自分次第。くれぐれも真似しないように。フェアで頼られるヒトは全て実務家です。
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