お笑いにスカウトをされたときのこと

お笑いが大好きです。そんな私が人生に2度ほどお笑い事務所からスカウトをして頂きました。友人5人で原宿を歩いていて、私以外全員が「モデルになりませんか」としつこく声をかけられていたのに、私だけ相手にされず一人で下を向いてポツンとしていた私に遂に「きたーーーー」です。タレントさんとのロケ現場の空き時間の雑談がかなり面白いと評判だったらしく事務所から連絡を頂きました。丁度山田邦子さんが売れていて女性のピン芸人を探していた時代だからだと思います。

お誘い頂いたのは光栄の極みでしたが、「まずは付き人からスタート」と言われ泣く泣く諦めました。提示頂いた月のお給料では家賃も払えなかったからです。自分はクラスのちょっとしたお笑い担当くらいの実力だし、自分で出るよりは裏方のほうが向いていると思っていましたからお断りしました。

アメリカのシットコムでお笑いに目覚めた3才

お笑い好きだとはっきりと自覚したのは3才の時。幼稚園に入る前、白黒テレビでアメリカのシットコム「三バカ大将」を毎日見ていました。同じことで繰り返しなのになぜか面白いというギャグというのをはじめて体感しました。その後テレビで「シャボン玉ホリデー」「伝説のゲバゲバ90分」デストロイヤーやマギーマネンコや木の葉のこを輩出した「金曜10時アッコ噂のちゃんねる」。これが人生で一番好きなお笑いかもです。その後「ムキムキマンの突撃面白マップ」も面白かったです。これらを手掛けたのは後に直木賞作家になる景山民夫です。景山民夫の番組全てが私のお笑いの原点。このヒトがいなければ私はこれほどまでにテレビ好きにならなかったと思います。今も続くタモリ倶楽部の立ち上げもやっていたと思います。

歌謡替え歌で笑いをとることを覚える

小学校6年のとき田舎から東京に出てきて転校生なので、一人でつまらなかったのでモノマネと替え歌の歌謡ラジオ番組を自作自演してラジカセに吹き込んで友人に聞かせていました。サイジョーオデキ、ミソライバリ、ゴーシラミとか出てくるひたすらくだらない替え歌番組です。フィンガー5が超人気でアキラは私と同級生。歌謡曲が世の中を席巻していた時代のことです。

寄席通いをスタートさせる

中学になり土曜日の午後の「大正テレビ寄席」の中継で「寄席」の存在を知りました。荒川務、ずうとるびの追っかけをする一方で寄席にも行きました。行っていたのは新宿伊勢丹裏の末廣亭です。末廣亭は千円くらいで4時間も生でお笑いが見られます。そこで落語と漫才の他に東京コミックショーや東京ボンボンボーイズらの3人組のコミック漫談にハマりました。紙きりでお題を出すのも好きでした。

芸の道を体感し感動する

笑点に出ているような有名落語家は正月の特別講演のときだけ。特に「内海好江桂子」という三味線漫才の大御所と、亡くなったこさん師匠の落語は本当に見事でした。芸でした。圧巻でした。私は北関東生まれなので吉本新喜劇よりも東の笑いのほうが好きなのです。

自分でお笑いの裏方をやってみた

中学の文化祭のときに面白いことをやりたいとクラスの出し物で喜劇の脚本を書いたりしていました。男女を入れ替えてひたすらくだらないセリフで構成する「シンデレラ」をモチーフにしたドタバタ劇。今もその劇を覚えいる幼馴染から「私はいずれテレビのほうに行くと思っていた。すごく面白かったから」と言われました。当時大人気だったカックラキン大放送。この脚本家は同級生のお父さん。友人のうちに遊びに行ったら大人気のドリフターズがいたときは「ビックらしたなーモーでしたby三波伸介」。

ずうとるびとキャンディーズ全盛時代に流行っていたのは「電線マン」。「みごろたべごろ笑いごろ」はホントに面白かったです。小松政男と伊東四朗は天才でしたね。

とんねるずのショーパブ時代を語る

高校を出てから立川流の小さなホールの落語も良く一人で行きました。志らくさんがまだ弟子の頃は超絶に面白かったです。デビュー前のとんねるずが新宿御苑のショーパブに出ていたときはもう天才そのものでした。同じ歳なのにこんなに才能がある人がいるのかと思うほどしでした。テレビのお笑いオーデション番組「お笑いスター誕生」でチャンピオンになってその後本格的にテレビに出る前のことです。相当通いました。

今もお笑いが大好き

「サンドイッチマン」「ナイツ」「阿佐ヶ谷姉妹」は相当ファンです。すべらない話はネットフリッククスで暗記するほど今でも見てますし、さまぁーずはバカルディの頃から無条件に好きです。お笑いでヒトは幸せになれますよね。

私はプロにはなれませんでしたが、今もいつも笑っていようと思っています。目の前の人を楽しくさせていたいと願っています。読んで頂きありがとうございました。皆さんもよい一日を笑顔で楽しくお過ごしくださいね。

今回のクドカンと長瀬智也の金曜日のドラマ。俺の家の話はかなり台詞が面白くて笑えます。このコンビは池袋ウエストゲートパークの頃から面白いから好きです。週末前に明るい気持ちになれますから、よかったら見てくださいねー。