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転勤無の働き方は?人事が全て

ある企業が転勤無の働き方を提言しています。私は父が転勤族だったので、小学校は2回転校して3つ通いました。当時単身赴任という働き方がない時代でしたから、父に辞令が出ると祖母と子ども3人。家族6人で社宅から社宅に引っ越しをしました。荷造りや転校手続きで専業主婦の母は大変だったと思います。

メーカー、公務員、保険、金融、通信。大企業の年中行事の転勤。この転勤につきものの単身赴任。リモートワークがメインになったら全然いらないものかもしれません。

私は父が転勤族でよかったと思うのは小学校のときに栃木から山口というコトバも習慣も気候も全く違う田舎の学校に転校できたこと。近くに海も山も湖も島もありました。川で釣りしたり、海水浴したり、スイカを畑からとって食べたり毎日が大冒険でした。あの3年が無ければ自然と共に暮らすを一生体験できなかったと思います。但しそのあとの転校でドがつくほどの田舎から都会に来て馴染めなかったり、兄は方言をイジられて、なかなか友人ができないことを親に言えずに悩んでいたそうです。兄は人生で山口時代が一番楽しかったそうです。

今は単身赴任という働き方も多く見受けられます。単身赴任の問題は生活拠点が2カ所になり生活費がかかること。最近は出張もあまりできないので、帰省のたびに交通費がかかることもあります。前のように出張のついでに帰れず距離ができてしまうそうです。

生まれ親しんだ町や自宅を購入した街に住めななくなる転勤は人生の一大イベント。特定の技術がある方にとっては同じスタッフと定年までということになるので、転勤って気分転換になったり新しい価値観を見つけられるチャンスかもしれません。

やり残したことやこれからやりたい仕事である方にとっては転勤の辞令は辛いもの。今は、望まぬ転勤や転属で辞めてしまう方もいます。それは企業として損失ですよね。

転勤や転属で活躍できるヒトとそうでないヒトがいます。サラリーマンは人事が全て。読んで頂きありがとうございました。6月の株主総会前の春の人事異動。生き抜いてください。

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