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やめたい時間を減らして自分の時間を増やす

人生で手に入れたいのは「穏やかな時間」でした。30歳くらいのころ、一番減らしたかったのは「考えても仕方ないことを悩む」ことでした。ヒトと較べてしまう、自分が可哀そうだと思ってしまう憐憫から何も生まないのにどうしてもそこから抜けられない自分がいました。性格的に「悩みがち」と思い込んでいる方も思考のクセを知ることで抜け出せることがあるので良かったら試してみてください。

その時は仕事での徹夜が数日続いた夜中の、録音スタジオでした。ボーっとして起きているのか寝ているのかわからない状態のソファーである日突然ふーーーんと思ったのです。「そうか。この徹夜も自分の意志でやっていて、イヤならここにいないので全てのことは自分で決めているんだな」「今あるのは自分が数年前イメージしているんだな」と理解してからは考えても仕方ないことを悩む時間が無くなっていきました。

今の自分は3年前に自分がイメージしたこと。自分の潜在脳が実はそうゆう風に動かしていると気がついてからは「悪いイメージ」と「用心深い」は違うことだと気が付きました。最悪を想定してそうならないように動くことと、悪いイメージをもってしまい不安で動けないは全く違うものであると気がついたのです。

楽天家ではありますが、能天気というほどでもなく未来にやたら明るいイメージをもつことよりも、ここだけは譲れないという信念は変えずにやってきました。譲れないは「クライアントのためにならないことは提案しない」「正しいことを正しく続ける」です。続かない一過性のものなんて消費者はすぐに見破ってしまいます。だから考えても仕方ないことを考えず、行動をするだけです。

働き方を変えること、時間を増やすことは実は思考のクセを見つめ直すこと。「結論の出ないムダなことは考えない」と決めてしまうと自分の時間と脳と心がスッポリとあいて余裕が生まれますよ。「なんで?」というコトバで始まる思考をやめてみてくださいね。大概答えはないですよ。

「自分はなんでできないのか?」という思考ではなくて、「あの人はこうやっているんだな」とか、「ここだけはできるから手伝ってもらおう」という思考に変えるだけで前向きになれます。また絶対的に苦手なものは苦手と決めてしまい、得意なことで周囲のヒトと補い合えばいいと思います。考え過ぎても結論も知恵も出てきません。誰かと話して相談すると決めてしまうと随分違います。

読んで頂きありがとうございます。「なんでそうなのか?」という問いをアタマから少し減らしてみてください。手がやたら動くようになるから不思議です。

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