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20代からスタートする75歳まで働く準備

定年退職後、失業保険と年金で十分に暮らせるという時代は終わりを告げています。人生は最後まで自立していることが理想です。不安にならない程度のお金を得て楽しく生きるため、かつ納得できる医療を受けるためにも働き続けたいものです。75歳までは何らか収入を得てそれ以降は生きている限りはお金に縛られずに次の世代に役に立つのがいいと思います。幸せとは働いて誰かの役に立つこと。哲学でも心理学でも定義されています。歳をとっても役に立つ気持ちがあれば幸せでいられます。

先日発表になったいくつまで働きたいという政府主導のアンケートで61~65歳と答えた方が28.5%と最多だったそう。その次が66~70歳で21%。71~75歳と答えた方は11%。働きたい理由を複数回答で聞いたところ「生活の糧を得るため」が75%だそうです。昔のように子どもや孫と同居して面倒みてくれる時代じゃないので家族がいてもいなくても1人で生きる、1人で働き続ける覚悟と自立が必要です。

元気なまま60代で仕事を辞めちゃうと時間が余り過ぎて今度は心の元気が無くなります。私の場合は60代が一番仕事は楽しいです。経験が積まれて視界が開けていくようだからです。

75歳まで働くためには20代から仕事の基礎を身に着けることが必要です。あれもしたい、これもしたいから早く卒業して、これで役に立ちたいとかこれならずっと続けられるという視点でいることが大切です。あの人嫌い、ラクそう、イケてそうだけで世の中を見てしまう癖から卒業しないといつまでも文句転職を繰り返す人になります。

さらに長く働くためには気力と体力が必須。心身の不調でリタイアした方をたくさん見ています。働き続けるためのサバイバルゲームには心と身体の健康が必要です。

20代から運動習慣がないと心の不調に陥りやすいです。女性の場合、過激なダイエットは脳の栄養失調で鬱になります。睡眠不足は仕事の効率と判断力を著しく下げますので寝ることも仕事のうち。若いうちから習慣化してください。

周りと協調しながら穏やかにチャレンジを続けてくでさい。技や技術だけでなく気持ちも鍛えないと続けられません。仕事は空気を吸うように当たり前にできたら75歳まで無理なく働けます。20代で覚えた働くということ。頭と体と手を使って合理的に働ければきっときっとあと半世紀楽しく成長できます。嫌々な毎日から、朝起きられないから卒業してスッキリとしてくださいね

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