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バブル崩壊の時に体験したことを令和ブラックマンデーに翻弄されるビジネスマンに伝えたい

私は経済のプロではないですが1991年。30歳でバブル崩壊を経験して周りで見たことを伝えたいと思います。膨れ上がった不動産投資や株式投資が弾け、それに乗った街の普通の人が残ったローンでバブル崩壊後に苦しみました。そこからたくさんの人の人生が変わりました。

私は古い友人から来月倍になるからと、近所のワンルームの中古マンションを買いました。もちろんローンはすぐに組めましまた。当時は不動産担保ローンなんて審査なんてやってないのかもと言うほど早かったのです。投資をするというより将来自分で住んでもよいかもと思ったから初めての不動産を20代で買いました。

駅近だったから、買ったらすぐに賃貸で出して家賃とローン支払いがトントンでした。翌年程なくしてバブル崩壊。振り込まれる家賃は半分になりました。周りのや家賃相場が半分になったからです。

私は崩壊してからも、家賃でなんとかローンを支払えていました。バブルが崩壊しても不動産業や金融以外にはそこから3年くらいは景気の良さが残っていたからです。私が勤めていた小さな広告代理店はあまり景気の影響は受けなかったからです。

わたしが買った小さな部屋は、それから10年くらい保有してマンションの管理組合のずさんさが露呈してからすぐ手放しました。ローンもなくなりスッキリしました。売った価格は買った価格の25%。そこから、私には投資は向いていないから本業で頑張っていこうと決めました。借金がゼロ。体重はありますが、気持ちが身軽になるってなんて素晴らしいのかと実感しました。スキップしたいほどでした。身の丈に合わない借金は苦痛です。

私の周りでバブル中に、不動産投資をされていた方は、関西、博多や札幌など他方のワンルームや那須や熱海、軽井沢などのリゾートマンションの売買を繰り返し利益を得ていました。不動産屋が勧めるままに、マンションを1000万で買い翌年に1600万で売る。この利益の600万でまた他を買う。これを繰り返していました。

見たことも住んだこともない1600万になる予定のマンションがバブル崩壊後は、600万でも買い手がつかずに塩漬け。このローンが払えない方は自己破産をしました。同じように株の売買をされていた方もです。

これはプロではなく普通の若いビジネスマンや派遣OL.専業主婦が陥ったバブル崩壊後の自己破産への道です。今回の令和ブラックマンデー。自己資金で株や不動産投資をされている方は良いですが、それ以外の方は私たち世代が、バブル崩壊で経験したことを反面教師にしてください。一攫千金やラクして資産形成はなかなか上手くいかないんです。

こんな混乱は必ず繰り返されます。自分でみて自分が感じて行動してください。お金に振り回されない人生。なかなか難しいですが、理想ですよね。

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