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居心地のいい自宅はいい仕事場とは限らない

チームの人とは会ったことがない。リモートだから周りが何をやっているのか知らない。こんな毎日は実はつまらないと思っているヒトも多いと思います。感染対策は万全にしながらもマスクをしながら仕事場においては、たまには顔を見て会って話をするのがいいと思います。同じ釜の飯を食うように、同じ空気を吸って話すことが大切だと思っています。マスクがとれないから口が見えなくても目をみることはできます。

人間も動物。どの動物にも「帰巣本能」という本能が備わっています。外にいても自分のテリトリーに帰る能力のことです。自分の巣、人間の場合は自宅が守られている場所。外敵や悪天候から攻撃を受けずに安全に食べて寝てを日々できる場所が巣なのです。

自宅で落ち着き過ぎてしまうと本来持っている「闘争本能」や「狩猟本能」と相反してしまうこともあるのです。リラックスしやすい居心地のよい場所がいい仕事場所とは限らないのです。リモートワークでカフェのほうが自宅よりはかどった経験は誰もがあると思います

人間本来の行動、食べて寝て動くのうち、食べて寝るは自宅で。動くは働く(古来は食べ物をとる・作る)なので外で発揮されてきたのです。それが遺伝子に入っているのです。通勤時間の長さや満員電車はストレスになりますが、朝起きて動くというのは人間本来の行動パターンなのかと思います。

オフィスって誰かいるので、生物として守られているという安心感があります。フリーアドレスではなくて座る場所は決まっていたほうがいいと思います。フリーアドレス特有の寂寥感があるのは、落ち着いて働くカンジがないからです。

身体が動かないと脳も動かない。1日座っているとアイデアが出ないで息詰まることもあります。これが誰かと話すだけで自分の脳が活性化してアイデアが出てやる気も出るのです。身体が凝っているときは脳も凝っていると思ったほうがいいし、口が動いていないときは脳もあまり動いていないと思ったほうがいいと思います。リモートで1日動かないのは、メンタル身体の両方にストレスを感じてしまうもの。

現代は座ってばかりで指の作業が多すぎです。人間本来の動きに従い、朝起きて食べて動くをシンプルに繰り返すのがよいと思います。リモートワークって本来のヒトの動きと少し違う方向なので違う働き方も模索するべきと思います。


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