自由を手に入れること

「貨幣とは鋳造された自由だ」とはある有名な小説でのコトバです。名言です。私もそう思います。衣食住。ある程度の自由は、お金で手に入れられます。自由を得るためにたくさんのお金を手に入れることは大切ですが、若いうちは、そのお金を稼ぐための技術を身につけることが自由の近道だと思います。

自由を手に入れるためには、最初は不自由です。仕事で自分らしさを加える前に「型」を模倣したり技を盗む時期が必要だからです。「型」ができて初めて自分の成功や未来に繋がりお金が人より稼げるようになるのです。

その型を学んでいる最中は確かに「つまらない」「なんだか下働きをさせられている気がする」「おじさんに較べて金が安い」「これずっと続けられる気がしない」と思ってしまうのは仕方ないことなのです。視界がまだ狭いうちは自分としか較べられないからです。できない自分を認めてからの勝負になります。周りでいる普通の方でも、プロとして長く生きていくことがいかに凄いコトなのかがわかるのです。それを理解してから初めて自分のビジネスがスタートするのです。

倫理観がない会社や仕事は毎日死ぬほどつらいと思います。うわべだけ「イケてる」風情にしたり、そこそこ「デカい」ところに入って安心したとしても長く活躍したり、40代以上に自由とお金を得られるわけではないことが多いのです。

ビジネスマンのわかりやすい自由は「断る権利」です。断る権利があればそれほど日々嫌な思いをしなくなります。営業なら数字、企画や開発なら今やっている大事なプロジェクト、総務や人事なら自分がいないと困るという周りの評価、システムならば独自の技術です。この断る権利は人材でも発揮できます。断る自由だけでなく、もっといい人材をチームに欲しいという権利を得られます。そうすると違うステージにいけます。ぜひ断れるくらい日々の仕事で活躍されてください。

自分の本業がつまらないと、社外セミナーとかにやたら出たがる人もいますが「これがやりたい」「こうゆうスキルを身につける」という思いが強くないとセミナーや資格のためのお金や時間はムダになることが多いように思います。資格とセミナーのために生きてるのは勿体ないです。

加えて会社の近くの恵比寿のカフェでモチベーションと成功を連呼したあとに「だって俺たちベンチャーだから」が口癖の方もいます。リモートで下に予算を押しつけ続ける新規営業もウイズコロナで通用しなくなっています。飲みで繋がっている組織もそそろそろ終わり。プロ同士は飲まなくてもプロなのです。打ち上げなんかしなくても仕事はできると思います。

自由を得られる稼げる人になるために頑張ってください。読んで頂きありがとうございました。自分探しばっかりしているとすぐに歳をとってしまうこともあるので気をつけてください。また「俺〇〇の知り合い」「大学で一緒だった」という知り合い自慢する人は注意したほうがいいと思います。大体中身がなくて話してもつまらない人が多いです。


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