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若くないと感じられないことがある

社会にでるまでに経験しておいたほうがいいことはたくさんあります。それが30代以降の人生の糧になると思います。アルバイトはその代表的なこと。私は学生時代はある大手流通グループの人事のヘッドハンティングの部署のアルバイトをしていました。最初は封筒に書く文字がそこそこ上手いという理由で採用されましたが、冬休みとか夏休みとか長い休みでアルバイトを繰り返しているうちに「人事と採用について大切なことと、面接に受かるということ」が学生なりに少しだけですが理解できるようになってきました。

数百人いる会場で中途採用の筆記テストの立ち合いを繰り返しやっているうちに受付の時点で内定が出る人をほぼ当てることができるようになりました。選考が終わりその方が内定を受けると心の中で誰にも言わない「やったー」と思っていました。当時そこは、超がつくほど人気企業だったので1人の募集に数百人の応募がありました。終身雇用が当たり前の時代に皆さん人生を変えたくて遠くから受けにこられていました。転職される方の不安、そしてその方の守りたいものなどを聞く機会ができました。そこで学んだことは40年経過した今も生きています。

学生時代のアルバイトを選ぶときにできれば、なるべく自分のやりたい業界かつ一般的なオフィスなどのアルバイトを経験できるといいですよね。インターンの経験を履歴書に書きたいから2日だけ職場体験を覗きに行くとかではない、本当に働いているヒトに囲まれてその方を助ける仕事をぜひ体験してください。社会人の1年よりもきっとキラキラした1年になるかもしれません。是非高校からでもOKであればアルバイトは経験されたほうがいいと思います。

そして20代前半。社会に出て5年目までに経験しておいたほうがいいことは一つ「仕事が好きなヒトに囲まれる」です。「仕事が好き」なヒトに囲まれていることで自分の人生における職業観が自然と備わります。

就活中も基準にしたほうがいい視点だと思います。だから会社選びのときに「うちの会社はこんなサークルがある」とか「うちの会社はこんな飲み会がある」という会社ではなくて、凛として「こんな仕事をしている」「ここでしか体験できないことで成長できるか」で企業を見てくださいね。

真剣に仕事をしている方は楽しそうというよりも大変そうに見えてしまうかもしれません。でも真剣勝負のなかにやりがいや日々の楽しみをみつけておられます。サークルみたいな仕事は30歳以上はなかなか続けられないこともあります。若者のリーダー、若大将みたいな仕事は50歳を過ぎると辛いのです。

大変の先があるから頑張れるのだと思います。20代は仕事の型を覚えて30代では自分らしく花を開かせてください。「ここまでいきたい」という思いと「ありがとう」とか「お疲れ様」のコトバのなかにある花を開かせていく感覚を味わってください。

仕事は嫌いだけどラク。だから定年まで面倒だからなめべく辞めないでというヒトに囲まれているとリア充ライフを徹底的に体験させてもらえます。男性ならゴルフと飲み、女性なら合コンやアイドルの追っかけ。仕事以外で楽しみをみつけるのはとてもいいことだと思いますが、明らかに仕事のなかに幸せとか楽しみが見つけられないのは悲しいですし、もともと嫌いなものをやっているからすぐに心にきてしまいます。

読んで頂きありがとうございます。コロナ禍において自分の好きな仕事を続けられないヒトの話を聞くようになりました。学生さんのアルバイトが思うようにみつからないというのも聞いています。皆さんが未来の仕事を感じられるアルバイトに出えますように祈っています。頑張ってくださいね。

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