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好きな仕事とできる仕事続けられる仕事

ゲームが好きなヒトがみんなゲームクリエーターになれるわけではなく、しかもそれを何十年も続けられてかつ一流になれる人はやっている人の一握りです。多くの人がいう食べるのが好き、レストランに行くのが好きでもレストランを経営はできないのです。なので仕事選びと会社探しは好きから考えるよりも、どうしてもできないことを引き算する消去法で考えていくとよいと思います。

自身がやっている仕事を「意外に自分に向いているかも」というのが理解できて、かつ「うちの会社は悪くないかも」と思えてくることがあると思います。しかし長くいるだけで偉くなれた昔と違い、今は何ができるかの自分の価値を提供する「ジョブワーク」の時代。時代の変革期のなかで女性も男性も考えるいいチャンス。「これは時代に合わない」「これは社会にあまり必要とされていない」と思うことも出てくるかもしれませんね。

勤務していることを世の中に言いにくい、誰にも言いたくない、日々やっていることで誰かを損させてしまうと感じながらやっているとストレスが蓄積されていくはず。仕事における倫理観は絶対必要ですよね。世の中に役にたっている実感以前に、「この仕事って・・」という仕事はなかなか続けていけないものです。

例えば、契約が個人のインセンティブに大きく反映される仕事だとどうしても、自分の成績を優先させてしまい、相手の都合は考えずに無理な契約をさせがち。また1万円で仕入れたものを100万で売る等原価とは明らかにかけ離れた値段で売り続けるのも気持ちが辛いもの。少額の広告とはいえ、何かを売りつけている感覚があるのも気が引けますよね。人間関係依存型で「飲み」「接待」を繰り返すスタイルだけの営業も時代的にはもう難しくなりましたね。環境や地球に優しくない商品やサービスも見直される時代です。

しかもこの国では、30年近く物価と収入が上がっていないというひずみも出はじめています。いいものを提供しているのにどんどん安く叩かれて、やればやるほど、売れば売るほど赤字になってしまう。また好きな仕事なのに収入が低すぎてやっていられない、子どもに継がせられないという産業も数多くあります。

私たち消費者が必要なモノなら少しくらいは高くてもいいモノを選ばないとこうゆうことが起こります。「安くていいモノ」は企業努力でありがたいですがそれだけを購買の判断基準にしない社会にしていきたいです。

このように自身が携わっているものが正当に評価されて正当な価値を世の中で認めてもらい、売れている。そこに携われるのは自分の誇りにつながります。「どうせうちなんて」とか「どうせうちの会社ケチだから」という気持ちで働くよりも「向いているかも」「うちの会社いいかも」と思って働くと別のステージにいけると思います。

特に新卒の方は「好きなこと」と「大きさ」だけで会社選びをしないようにしてくださいね。仕事を選ぶ上で必要なのは「倫理観」です。利益ばかりを追い求めるだけの関係は長く続けることができないと思います。読んで頂きありがとうございました。社会が大きく動いています。この動きを上手に利用してみてください。

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