戒名って、あの世の「通行手形」?
戒名って、あの世の「通行手形」?
お通夜の前に位牌を見た時「えーっ、これなんじゃ?」と驚いたわけですが、「こちらは、何でしょうか?」とは聞けませんよ・・・
いい年して、冠婚葬祭のこと、全然知らないなんて恥ずかしいし、質問する暇も皆無です。儀式が始まっちゃうからね!
父の葬儀の時には、何をするかわからず、グーグル先生に色々とお訊ねしました・・・
それらを複合してまとめると
仏式の葬儀を行うためには、仏教徒としての戒名が必須です。仏教では、俗名ではなく、戒名で葬儀を行うことで極楽浄土に導かれると考えられています。
これはどうも仏教のしきたりみたいなものなのね?
あの世に行くのに、仏様に導いてもらうための、通行手形としての「名前」
っていうことになるのでしょうか?
「葬式無用、戒名不用」は、実業家・白洲次郎氏の遺言としても有名ですが、日本ではじめて「葬儀を行わないように」と遺言したのは、明治の思想家、中江兆民といわれています。
その遺志が、それまでの葬列を組んで行っていた葬儀を、大きく変えることになる、「告別式」を生みました。
今は「告別式」っていうものね!
ともかく、葬儀や納骨をスムーズに行うためには、菩提寺のルールに従うことが大切です。最近はお葬式ナシというスタイルも増えたそうですが、私の父の場合は母がお寺での葬儀を望んでいましたので、お寺でお葬式をしました。
父の葬儀の時にちょっと調べたところ
仏弟子となった証を「法名」「法号」と表す宗派もあるらしく、宗派によっては、戒名を付けなくても葬儀を行うことが可能らしい。
以下は、葬儀屋さんサイトから
引用します。
戒名の位は、菩提寺や、地域社会への貢献度など、故人の生前の生き方によって決まります。ただし、仏教の教えに戒名の位付けはありません。戒名に付けられる位は、あくまで故人の信仰心や人柄を表すものです。先祖と同じ墓や夫婦で同じ墓に入る際は、戒名の位を揃えます。
戒名の位を理解するためには、戒名の種類や漢字の意味を知ることがポイントです。また、院号は、皇族や貴族、社会的貢献度が高い人に与えられる位です。
戒名の始まりとなることがあり、「○○院」と表します。院殿号は、
院号の次の位となる戒名です。しかし、院号を使う人に比べて院殿号を使う人が少ないことから、戒名のなかで事実上最高位とされています。
院号と同様に、戒名の始まりに「○○院殿」と表すことが特徴です。院号・院殿号は、すべての人に付くものではありません。院号・院殿号が付かない戒名も数多くあります。
とのこと。
あの世にというか、「極楽浄土」に行くためには、仏教徒にならないと
迷子になっちゃう。だから、仏弟子になった「御印」として「名前」をいただくっていうことになるようですね。
しかし、死んだ人に「こういう名前になりましたよ」って
わかると思う?
もうすでに、死んじゃっているんだから・・・とも思ったけど、49日までは
この世にいるらしいし、新しい名前に馴染む期間?とも言えそうです。
名前物語では、名前は、両親が付けたと思っていても、実は名前には、神様と約束した使命がちゃんと込められている。
両親や名付け親は、自分が付けたと信じてるけど、ひらめきを与えたのは
神様なんですよね。
ですから、戒名も生前の名前とかけ離れた名前にはならないようです。
名前の文字を1文字はいれる。なぜなら、それがその人の「使命と本質」だから。
死んだときはお寺様が名付け親。
やっぱり、生前の名前と、まったく関係のない文字は使わず、名前から1文字、父のように2文字入れる暗黙のルールがあるようです。
故人にちなんで・・・というのはそういう意味なの。
何はともあれ、96歳で大往生した父には、「極楽浄土」に行って
欲しいと願っています。
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