イザナミに母性愛はゼロ!初の子「ヒルコ」は無かったことに?
イザナミに母性愛はゼロ!初の子「ヒルコ」は無かったことに?
イザナミ・イザナギが天の御柱を回る「ミトノマグワイ」で最初に産み落とした子は、「ヒルコ」だった。
ともかくハンディキャッパーだったから捨てちゃったんですが、まったく呆れたことに占いで「どうして手足が萎えた子供が生まれたのか?」と尋ねると「女の方から先に声をかけたたら良くなかった」とわけのわからんお答えだったので、あらためて今度はイザナギの方から声をかけて契り直した。
それでもって「淡路島」が生まれたりしたんですが、最初の「ヒルコ」は「古事記」では「2人の間の子供には含めない」っていう一節があるの。
ヒドイよね!日本書紀では3歳になるまで自分で歩けなかった、と取ってつけたような言い訳はあるものの、古事記では「いなかったことにされたまま終える」
まぁ、そんなことは済んだことだと聞き流せないけれど、そのご「ヒルコ」は人間に育てられて、ステップファーザーの戎三郎という漁師に育てられ、そりゃあそりゃあご立派に成長なさいました!
今では。お金の神様「えびす様」として全国から「商売繁盛」の神様として絶大な人気を誇っております!!
この物語、先に結論を言うと
・神様だって捨て子という試練を受ける
・商売の神様だけど欲張りは戒める
・困難にあっても「笑顔」を絶やさない
・両親に捨てられたけど乗り越えた。
・足が不自由でもできる仕事をする。
・貪欲にならないように釣竿しか使わない。
「福の神」NO.1のえびす様は戒三郎という漁師に拾われた「お拾い君」!
人に拾われて育てられたから?戎三郎の訓戒でギバーとして教育を受けた?
では、えびす様になった「ヒルコ」について
古事記では伊邪那岐神(イザナギ)と伊邪那美神(イザナミ)が天御柱(あめのみはしら)を立て、八尋殿(やひろどの)で新婚生活を始めたときに、最初に生んだ神。
しかし、水蛭子(ヒルコ) の身体には骨がなかったので、葦の船に乗せて流してしまうの。
日本書紀でも、
「三歳になっても立つことができなかったので、天磐櫲樟船(あめのいわくすふね)に乗せて風のまにまに放ち棄てた」と書かれています。
ヒドーイ!
ひどい話のように思えますが、古来にはこうした捨て子の話が、英雄神話にはたくさんあるの。
水蛭子(ヒルコ)が乗せられた、葦船や天磐櫲樟船は、再生を約束する柩(ひつぎ)を象徴する器だと考えられる。
未熟なものを葦船に乗せることで、完全で強大なパワーをもつ神へと昇華させることを祈念したとのこと。
裏を返せば
水蛭子(ひるこ)は英雄になること、きわめて重要な神であることが
運命づけられていた。
「貴種流離譚」という言葉が古くからあるように、高貴な血筋のものが、試練を受けて立派に成長する、末には指導者になる…っていうお話ね!
えびす様を取り巻く神々は超大物が多いの!
『神様事典』をみていると、八百万どころじゃないほど大勢の神様がいらっしゃるの。
神様方のお名前も「とてもじゃないけど読めないわ!」がいっぱい。
そこには
「あなたの中に住んでいるお金の神様」が絶対にいるの!私はあなたの中に住んでいる神様ソムリエとして「神様探し」を近々、お手伝いします!
「お金の神様」えびす様を捨てたイザナギ・イザナミにまつわる文字だけでも、読み解くのは相当面白そうです!
「伊」:位・威・偉
「那」:名・菜・奈
「岐」:義・宜・喜
「美」:彌・観・深
「八」:弥・也・野
「尋」:宏・広・浩
「水」:三・観・看
「樟」:賞・商・昌
「神様探し」をして「あなたの中」に住んでいる神様がわかると、これからお参りするときは、神様とシンクロできるようになっちゃうの!
しかし、骨がなくて捨てられた「えびす様」、いつ釣りができるほど
骨がしっかりしたんだろう?
それこそ、海の幸、山の幸をまんべんなく召しあがり、筋トレもしたんじゃないかしら?
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