職務経歴書とは?

職務経歴書の書き方

就職する時、転職する時って職務経歴書を作成するけど
履歴書はフォーマットがあっても職務経歴書にはフォーマットがない。
つまりどんな書き方でも良いということ。
でもそこにはその時々の暗黙のルール見たいなものがあるんです。

ジョブ・カードだけでは足りない

会社を退職するとハローワークに行くことが多いと思います。
その理由の一つは始業給付の手続きをするため。
人によっては、この給付をもらうことに嫌悪感を持つ人もいるようです。
働かないのにお金をもらうなんて・・
しかし、これはこれまでしっかりと働いていたから貰えるもの。
何も気にすることはなく、当然の権利として良いと思います。

そんな中で相談員の方に
ジョブ・カード書いてみたら?
そんなことを言われた方もいるかもしれません。

このジョブ・カードの様式2は職務に関すること。
このシートを職務経歴書の代わりにすることも可能ではあります。
ただし、これでは今時の職務経歴書としてはイマイチなんです。

この様式では、単に職務の経歴を羅列しただけ。
だって職務の経歴でしょ?
そうなんです。その通りです。
でも現在の転職市場ではこれだけでは足りない。

そもそも、ジョブ・カードとは
「求職活動やキャリア形成に役立てることができます。」
と書いてあります。
役立たせるものなんです。
これをそのまま転職、就職の時に提出ではないんです。

職務の経歴の前には
『職務要約』
これを書くことが、今は多いです。

職務要約

これはそのまま職務の要約です。
これまでの仕事全体を通して、自分はこんな仕事をやってきましたよという
自分のキャリアのイントロダクションになります。

なぜこれが必要なのか?
私はとある大企業の採用担当をやっていた経験からですが
最初に応募者を把握するためという意識で見ていました。

採用担当者は毎日何人もの求職者の応募書類を見ます。
私も大体1日に30人以上の方の履歴書・職務経歴書を見ていました。
当然ながらその中でインパクトがある方の書類をじっくり見たいわけです。
だとすると、これまでの経歴を見るより、この方がどんな仕事をこれまでにやってきて、そして現在がどうなのかをまずは知りたい。
つまり職務経歴書の最初の職務要約を見たいんです。

転職活動、就職活動では当たり前ですが書類選考が第一関門。
この関門が、実は相当大きな関門です。
ここを突破しなければ当然ですが、次がありません。
なのでここでどれだけ自分に関心を持ってもらえるかが勝負になります。

大手エージェントからの応募

とは言っても、実はそれほど職務経歴書が重要視されないこともあります。
それは大手転職エージェントからの応募です。

これはそのエージェントの看板があるからです。
よほど応募者が求人とズレがなければ大概は書類が通ります。

これも私の経験ですが、採用担当のときに上司からは
「このエージェントからの推薦者は基本面接やって」
そんなことも言われていました。

それと大手エージェントの模擬面接官もやっていましたが、そこでは
こんな職務経歴書でなんで面接になるの?
書類選考はちゃんとやっているの?
そんな疑問もありました。

つまり、大手エージェントだと応募をする前に、内部でしっかりとヒアリングがされて、求人にマッチするということがある程度確約されているということです。
だからこそ企業は大手エージェントに大金を払って求人を出すんです。

同じ求人だとしてもフィルターがあるとないとでは大違いということです。

キャリアコンサルタントを利用する

結論です。
大手エージェントを使って転職、就職をするならまだしも

自分のキャリアをしっかり棚卸しをして、自分はどんな人生を歩んできたのか、これからどんな人生にしていきたいのか?
そう考えての転職・就職ならキャリアコンサルタントからキャリアコンサルティングを受けてください。
費用はかかります。結構な金額します。
でも、それで自分の人生が変わる。それによって今よりの給料が上がる。
だったらその上がった分を今の自分に遣って欲しいんです。

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