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相場心理を読み解く出来高分析入門 アームズ・インデックスによる勝利の方程式

出来高の本質を理解するための必須本を紹介します。

 私が最もお勧めする良本は、『相場心理を読み解く出来高分析入門 アームズ・インデックスによる勝利の方程式』です。


 まず、出来高とは、証券取引所で株券などが売買された数量のことです。
 成立した取引の売りと買いをひとつの取引とし、売り1000株、買い1000株で売買取引が成立した場合の出来高は1000株となります。出来高は人気を表すバロメーターで、株価との連動性も高いことから投資判断の材料となります。「売買高」ともいいます。

 デリバティブや商品先物、為替などでは「出来高」「売買高」ではなく、「取引高」を使います。

 出来高は奥深く、勝ち続けるFX・株式トレーダーにとって無視できないものであり、深ぼるほどエッジが出る分野なのです。



【出来高が分かれば、相場が分かる】


「投資で成功するカギ(もしあればの話だが)とは、感情的にならずにいられる能力だ。そのような態度は、自信を通じてのみ達成される。自信は知識によってのみ得られる。知識は研究やたゆまぬ努力、経験で手に入れることができる。本書は、私が30年間に培った知識と経験を伝授しようとするものだ」(イントロダクションより)。


 リチャード・アームズ氏がその革新的な理論を発表してから、市場に対する投資家の見方は変わった。彼のテクニカル分析技術には巨大なインパクトがあったためだ。その証拠に、出来高対応チャートは、一般に人気を得ているほとんどの株式・先物分析ソフトに採用されている。今やアームズ指数は、ウォール街で最も重要なテクニカル・ツールのひとつになっているのだ。

 アームズ氏が説得力あふれる言葉で語る、主要投資戦略についての考察を読み進むめば、今、最も信頼されている長期予測手法である出来高分析が、だれにでもマスターできる。この分析方法は「値動きの理解には出来高が非常に大きな役割を果たす」というアームズ氏独自の理論に基づいたもの。出来高は市場の感情に影響されていることを教えてくれる方法である。ほかにも、「出来高対応チャートと『パワーボックス』の意味」や「EMVや出来高調整済み移動平均(VAMA)とその未発表情報」など、トレーディングに関する様々な原理がわかりやすく紹介されている。

 簡潔な分析手法とユニークなアプローチによって発明された、洗練された投資戦略は、相場の素人が読んでも理解できるものだ。投資を経験した方になら… …。その効果は言わずともわかるだろう。

高い本ではあるが、内容から鑑みるとむしろ安いと思わせるような、良本です。

もしご興味あれば是非お読みすることをお勧めします。

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