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早春の鹿児島を駆け抜ける〜硫黄の香りに包まれて〜

昨日とは打って変わって快晴の本日。

旅館前、満開

チェックアウトの後、今日は友人が運転する車で伝統ある湯治宿、湯之谷山荘の立ち寄り湯へ向かう。

霧島温泉はそもそも山中。
目的の宿へはさらに山を登り、国道から脇道に入っていくのだが、すれ違い困難の細い山道。対向車が来ないことを祈りつつ走る。数年前には崖崩れもあったらしい。いかにも。
幸い対向車とはっけよいすることなく宿までは到着できた。
朝早かった為か自分たち以外の客がいなかったので、これ幸いと写真を撮らせてもらう。

脱衣所
湯殿

源泉は硫黄泉と炭酸泉の2種類だが、浴槽は3つ。温度が高・中・低と分けられている。飲用可ということで飲んでみたが、何とも言えない硫黄味…。コップ一杯分も飲むのは辛そう。
お湯は気持ち良いし、如何にも文豪が湯治に来ていそうな秘湯っぽい雰囲気も良い。次霧島に来る機会があれば是非また訪れたい。

レンタカーを返却する道すがら、薬膳小町というお店へ

薬膳小町
店内でお茶の試飲可

オサレな店内に体に良さそうなお茶やスパイスが沢山売っている。隣にはきりん商店というこれまた面白そうな、霧島の『よかもん』を集めたお店があり、ちょっと小腹が空いたので玄米餅のおぜんざいをいただいた。

抹茶付き

国分駅にてレンタカーを返却したあとは、目的の一つ、名勝 仙巌園へ!
少々アクセスしづらい場所にあり閉園時間も近かったため、今回は鹿児島駅からタクシーを飛ばした。

仙巌園は約500年前に造られた、薩摩藩主島津家の別邸である。広さは約50,000㎡、縦長だが東京ドームと同じくらいらしい。

桜島を借景
鶴燈籠。島津斉彬がガス燈の実験を行ったらしい。
望嶽楼。琉球王国から贈られた東屋
勝海舟と島津斉彬が会合したとされる

様々な趣向を凝らし、季節ごとの花が咲くとても面白い庭園であり、歴史的建造物もたくさん残っている。大河ドラマ『篤姫』や『西郷どん』のロケ地でもあったらしい。

新緑

駆け足の拝観となったが、ゆっくり回れば2時間はあっという間に過ぎてしまうだろう。桜も美しいが、秋の紅葉もまた映えそうである。

両棒餅(ぢゃんぼもち)

餅に2本の竹串をさす形は武士が大小の二本差しの姿からきているとのこと醤油・味噌・黒糖きなこ味。うまし。

朝から駆け足、つまみ食い観光ではあったが友人も自分もお互い自分の行きたかった場所に行けて大変満足な一日であった。

締めの豚骨ラーメンに舌鼓を打つ。
本日は鹿児島市内に宿泊し、明日は指宿で蒸される予定。おやすみ!!


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