人は見かけが???
長年思っているのだが、履歴書に顔写真って必要だろうか?
最近の求職、ことに転職はほぼ100%ネットで行われ、それはハローワークの求人などとは違い紙の履歴書や職務経歴書を送ることがほとんどない。
一昔前、自分が最初に就職活動をした時は手書きが一番良いとされていた。その方が誠意が伝わるんだとか。修正テープなどの使用は避けるべし、となっていたので一体何枚無駄にしたか知れない。
字の綺麗さを売りにしたいとかでなければワープロ出力で十分よろしい。というより今はそうでないと「この人、PCが使えないのかな?」と思われる可能性もある。
労力、資源の節約のためにもその方が良い。なんなら郵送も不要、メール送信できれば事足りるはずだ。
本人確認、という意味では確かに顔写真の添付は必要かもしれない。
であればこそ様々な場面で運転免許証での身分確認が求められる。今後はマイナンバーカードか。
だがそれ以外、必須である意味はあるか? と疑問に思う。本人確認に関してすら、本気でやろうと思えば偽造は可能だろう。リスクを認識したうえで、本気でやればね。
ではさて、人事は添付されている顔写真で何を確認するのか。
美しさ?
これは業種によるだろう。
企業は堂々と『顔採用します!』なんてことは言わないけれど、例えばファッション業界だとか化粧品の美容部員だとかなら頷ける。美を売る人々が美しくなければ説得力がない。
もちろん採用担当とて人間なので、美しいものに好ましさを感じはするだろう。だがそれだけで採用を決定はしまい。いわんや他業種をや。
では、清潔感?
これは会った時に確認すればよろしい。というか写真でこそいくらでも取り繕える。直接会ってしか確認できないことだ。
写真スタジオに行ってできるだけ見栄えのするものを撮る人もいるだろうし、上だけシャツとジャケット・下はスウェットの格好でスマホでパシャリの人もいるだろう。加工だって今は素人でも上手いものだ。
じゃあ、覚えやすい?
いやいや忘れるのは面接した人の怠慢では。
どうしても忘れるなら、自分で面接時の特徴でもメモすればいい。メガネとか口癖とか、得意なこととか、何かしらあるはずだ。
なにもない、というならそれはその人が自分に対して訴えかけるものがなかったということではないだろうか。不採用だね。
というわけで顔写真、要らなくないですか??
特に在宅の仕事や業務委託の場合、必要なのはその人の経験や能力でしょ?
ブサイクとか美人とか、メガネとか黒子とか、仕事に関係なくない???
履歴書提出を求められるのは当然だろうが、顔写真必須となっているとそれだけで萎えるし、面倒くささに申し込みを見送ってしまう。果たして自分だけだろうか? 違うっしょ??
履歴書に顔写真がなくなるだけで手間が一つ省略できる。紙の場合は印刷代だって無視できないのだ。
企業の採用担当者および人事の人、ひとつよろしくお願いいたします。
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