再診してきた日記

メンタルクリニックに行ってきた。前回、11月の初診から伸ばしに伸ばして2ヶ月。ようやく再診に至った。間に2回ほど病院へは足を運んでいたが、薬だけもらって診察せずに帰っていた。前回、とうとう「次は診察してくださいね」と受付の人に言われ、しぶしぶ予約を入れた。ここまで腰が重いのはやはり自分がASDと言われたことを「そんなわけない」とまだ受け入れられていないからだろう。実のところ、初診の際は泣きじゃくっていたため何を言われたのかほとんど覚えていないのだ。ASDの点数が高かったにしろ、いわゆる"グレーゾーン"とかそんなところだろう。そんな程度にしか考えていなかった。

今回きちんと確認したところグレーゾーンでもなんでもなく、ほぼ"黒"と言われたのだけど。

「薬の副作用はありますか?」
「集中力がなくなった感じがします。」
「ぼーっとする、とかですか?」
「うーん、映画を最後まで見るのが難しい…とか、そういう。」
「それは薬の副作用ではないですね。」

はっきりと言われる。

「今飲んでいる薬にそういった副作用はないんです。映画を最後まで見る集中力がなくなったのは、単純に酷くなったからと考えられます。」

何が酷くなったとは言わなかったが、抗うつ剤が処方されている以上、"うつ状態が"ということだろう。

「仕事中に泣いてしまうのは改善されましたか?」
「いえ、前と変わりません。」
「そうですか…少し薬を変えてみましょう。」

そんなわけで前よりも強い薬を処方されることとなった。こうしてどんどん強い薬へ、強い薬へ、と悪くなっていくのではないかと不安に思った。

「ASDって、診断書とか、出るんですか。」
「出すことはできますが、何に使うんですか?」
「転職するときに…B型支援?というのを聞いて。」
「なるほど。でも、それには診断書ではなく手帳が必要になります。」

なんと。手帳とはつまり、障害者手帳ということだろうか。

「そうなんですか。」
「手帳は通院してから半年経たないと出せません。」

逆に半年経ったら出るのか。障害者手帳。私に?
障害者を差別するわけではない。ただ、自分が障害者手帳を持つことになるのがなんというか、やっぱり受け入れられないと思った。障害者手帳を持つ人は、私のような人間よりももっともっともっと生きづらい人間ではないのだろうか。

「えびめしさんはまだ通院してから半年経っていないので、追々考えていきましょう。」
「分かりました。ありがとうございます。」

その後、心電図と採血を行い帰宅した。お昼が過ぎていたので帰りにTULLY'S COFFEEに寄ってバジルのパスタとカフェラテをいただいた。
薬は最長3週間分しか処方してもらえないので、また3週間後、病院に行かねばならない。

私がメンタルクリニックの通院を始めたのが去年の11月だ。半年後というと、今年の5月には障害者手帳を発行してもらえることになる。私は就労支援を利用して、今の非正規雇用の職場から再就職をはかるだろう。どんな未来が待っているのか予想もつかないが、今より働きやすい職場で、幸せに仕事をしていたらいいのになあと思う。

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