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2021年9~10月に読んだ本を振り返る。

こんにちは、えびかずきです。

最近かなり肌寒くなってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

久々に読んだ本の紹介です。

前回からかなり間が空いてしまいましたが、2ヶ月分まとめて書いていきましょう!

9〜10月は全部で8冊読みました。

G検定2021#11を受けたこともあって、AI関連が多めです。

AI関連


『深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第2版』翔泳社

G検定受験用の公式テキスト。
今年からシラバスが変わったみたいで、第二版になっています。

内容はディープラーニングに関する知識を広く浅く取り扱っていて、技術の全体像を把握することができます。

G検定を受ける気が無くても、ディープラーニングまたはAIについて大まかに知りたいという方にはおすすめ。

一方で、ディープラーニングを深く知りたいという方にとっては全く役に立たない内容となっていますのでご注意ください。一つ一つの単語についての説明が簡潔すぎて、中身はほとんど理解できないと思います。

私の場合は、『はじめてのパターン認識』や『ゼロから作るDeepLearning』などからある程度の技術的な内容を抑えていたので割とすんなり読めましたが、前提知識が無い状態で読み始めると、おそらく4章のサポートベクターマシンあたりでつまづくことになると思います。
前提知識は無いけどG検定を取りたいというような方は、内容がわからなくてもまず一通り読み通して全体像を把握することをおすすめします。

ちなみにG検定は自宅での受験が可能なので、すぐに見返せるチートシートを作っておく事をおすすめします。
私の場合はこんな感じ↓


『最短突破 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト) 問題集』技術評論社

G検定向けの問題集。

AVILENというAI人材の育成サービスを展開する企業が出している。

一つ一つの問題に対する解説がかなり充実しているので、問題を解きながら理解したい人にはおすすめです。

特に章末に単語リストが表形式でまとめられているのが良いところ。

『AI白書2020』

AI分野の状況をまとめた白書。

経済産業省が所管するIPAという組織が出版している。

本書は、AIの技術動向・利用動向・制度政策動向という3章立てになっていて、私の場合はG検定の勉強用に読みました。

特にG検定テキストだけでは網羅しきれていない制度政策動向の部分が充実している。

ただしAI関連の制度政策動向は2018年頃に動きが大きかったので、そのあたりの情報は無料で読める『AI白書2019』であらかた網羅されている。

制度政策動向だけを確認したい方は、まず『AI白書2019』を最初に読む事を勧めます。

一方で『AI白書2020』の良いところは自然言語処理関連のTransfomerやBERTあたりまでの技術動向がかなりまとまっていること。

自然言語関係は2019年頃に動きが大きかったので2020年に出版された本書でよくまとまっているという事です。

最後に、そもそも白書というのは、下の通り「現状や対策・展望などを国民に知らせるための報告書」のことですが、本書は四千円近く出して本を購入しないと読めません(2021/11現在)。『AI白書2020』も無料で公開してくれると嬉しかったんだけど。

はく‐しょ【白書】
《white paper》政府の各省庁が、その所管とする行政活動の現状や対策・展望などを国民に知らせるための報告書。日本では、昭和22年(1947)片山内閣が発表したのが最初。もと、英国政府の報告書が白表紙を用いたところからいう。
出典:デジタル大辞泉https://www.weblio.jp/content/%E7%99%BD%E6%9B%B8

『AI白書2019』

AI関連の状況をまとめた2019年版の白書。

上でも少し触れた通り、2018年頃にAI関連の法整備が進んだこともあって、制度政策動向の章がよくまとまっていて参考になる。

AI白書2019は無料で公開されていて、下のリンクからpdfをダウンロードできます。

『DX白書2021』

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2021年現在のDXの状況がまとめられた白書。

G検定の勉強として、最新の法整備状況について確認しようと思って読みました。

付録 第2部に制度政策動向がまとまっていますが、結論としてここ2年ほどAI関連の国内の法整備状況に大きな動きが無いので本書を読む必要はなかった。。

ただし最近はドローン関連の法整備が活発に進んでいるので、G検定の範囲とは少し反れますが注目すべきところです。

DX白書2021も無料で公開されていて、下のリンクからpdfをダウンロードできます。

ipa.go.jp/ikc/publish/dx_hakusho.html

ビジネス書

『バカの壁』養老孟司

2000年代の初め頃にかなり流行った新書。

なぜ今更読んでいるのかというと、私のYoutubeのレコメンドに養老孟司氏の講演動画が頻繁に出てきて気になったからです。(Youtubeのレコメンドの仕組みが気になる。。。)

結論、タイトルのキャッチーさに負けないほど中身も面白かったです。

タイトルの意味は「バカには話が通じない」ということで、そもそも話題に興味がない人にいくら説明しても無駄だということ。

しかし本書で面白かったのはそこではなくて、日本の教育や情報が溢れる近代的な環境に苦言を呈しているところ。

主張を簡単にまとめると下のような感じで、私自身かなり腹落ちした。

・個性よりも人の気持ちがわかるという事の方が大事。
・知識だけでは頭でっかちな一元論に陥るので、自分できちんと経験することが大事。

『岩田さん: 岩田聡はこんなことを話していた。 (ほぼ日ブックス)』

ゲーム開発者で任天堂の元社長の岩田氏の生き方について書かれた書籍。

岩田さんはすでに他界されていて、本書は彼自身が書いたものではないが、

技術者として、そして経営者として成功した人がどのような考え方で生きてきたのかが垣間見えてとてもに参考になった。

『人を動かす』

自己啓発書の名著です。

自己啓発系の本は最近あまり読まないようにしていたのですが、「人を動かす」はかなり有名な本なので、どんな事が書いてあるんだろうと思って読んでみました。

著者のD・カーネギー氏はアメリカの作家で対人スキルの講師。

内容は、『人を動かす3原則』、『人に好かれる6原則』『人を説得する12原則』『人を変える9原則』の四つのパートで構成されていて、それぞれの原則を教訓とする短い物語が書かれている。

本書の内容を要約したサイトがあったので貼り付けておきます↓

中でも私の心に残ったのは、『人を説得する12原則』にある下の2つ。

・誤りを指摘しない
・しゃべらせる

特に「誤りを指摘しない」というのは自分の経験上かなり重要だなと感じる。だいたいの場合において人を説得しようとしている場面では、相手も自分と同じように「自分が正しい」と思っている。この時に正面から誤りを指摘しても相手はまず話を聞いてくれません。まずは相手の話をよく聞いて、相手の意見をよく理解することが大事だと思います。

読んだ本はメルカリで売ってます

欲しい本がありましたら、安くお譲りしますよ。

https://jp.mercari.com/user/profile/871562295





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