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シマウマの木琴の作り方【子供と一緒につくろう!】

シマウマの木琴をDIYで作ってみました!
予想以上に綺麗にできたので、作り方をアップします。

お子さんと一緒にワイワイ作ってみてはいかが?

完成動画


しまうまの縞模様にこだわって、デザインしてみました。

無色:全音(ピアノでいう白鍵)
黒色:半音(ピアノでいう黒鍵)

になっています。

たたいてみると、乾いた可愛らしい音がします。
調律もしっかりできました。

1.木琴の材料をそろえる

では、一から作っていきましょう!
まずは材料を揃えます。

Amazonなどの通販や近くのホームセンターで材料を揃えましょう。

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①塗装用ハケ
②着色油性ニス
③着色用水性ペン
④メジャー
⑤固定ビス
⑥固定クランプ
⑦緩衝テープ
⑧木工用ボンド
⑨滑り止め付き軍手
⑩電動ドリル
⑪ノコギリ
⑫紙やすり
⑬木材(音板,枠材)
使った木材:
音板:DIY木材12×30×910/ホワイトパイン/コメリ
枠材:DIY木材12×90×600/ホワイトパイン/コメリ
バチ:米ヒバ丸棒φ10×600/コメリ


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⑭音板固定用の基板
これは自宅に余っていた木材を使用しました。

2.音板の切り出し

材料が用意できたら、最初に音板を作っていきます。

ここで必要な知識は、
木材の振動数は、長さの2乗に反比例するということです。

f=k/(L^2)
f:振動数(Hz),k:定数,L:長さ

※ギターなどの弦の場合は長さの1乗に反比例するので、それとは違うことに注意が必要です。

この関係を参考に、作りたい音階別に木材を切っていきましょう。

長さは木材の材質によっても異なりますが、今回私が使った厚さ12mmのパイン材の場合は下表のような長さでした。

計算が苦手な方は、表を参考に木材を切り出してみてください。

表1.パイン材、厚さ12mm×幅30mmの振動数に対する木材の長さ画像7

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参考
木材の長さと振動数の関係:
木琴、鉄琴・・・作り方の理論

3.音板の調律

切り出した木材の細かい調律をしていきましょう!

音を高くするには:木材をカットして短くする。

音を低くするには:木材の裏側を下図のように削ります。

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音階の調律には、チューナーが必要ですが、今回は下のスマホアプリを使いました。

荒く切り出した木材を下のように並べて叩きながら、
細かい調律をしていきましょう。

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調律のコツ:
実は木材を叩いた音には、いろんな振動数の音が混じっているので、チューナーでの音階判別が難しい場合がほとんどです。
基音(ベースとなる振動数の音)を耳で感じて、口笛やハミングで自ら音を抽出してチューナーに音階を判別させると、うまくいきます。

本物の木琴では、職人さんが基音に加えて倍音の調整もしているようです:
音板にもしくみがある/YAMAHA
でもさすがにそれは難しすぎるので、ひとまず基音を調律していきましょう。

4.シマウマ型に枠板をカットする

続いて、枠板の作製です。

下のように枠板をカットして、シマウマ柄を書き込みます。

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5.木材を着色ニスで塗装する

仕上げに木材を着色ニスで塗装します。

ニスを塗る前に、表面を紙やすりで滑らかにしておくと綺麗に仕上がります。

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6.固定ビスで枠材を固定する

電動ドリルを使って枠板を基板へ固定します。

音板は、固定してしまうと音が死んでしまうので、緩衝テープで軽く止める程度にしておきましょう。

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7.完成

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まとめ

今回は、しまうまのかわいい木琴の作り方を紹介しました。

実際に作ってみて一番むずかしかったのは、音板の調律でした。
音板をたたいて今どの音が出ているのかを把握できるようになるまで、結構時間がかかりました。

でもコツをつかめば作業がスイスイ進みます。

是非みなさんも試してみてください!








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