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2020年読んでよかった本ランキング【Best10】

こんにちは、読書大好き、えびかずきです。

今年も早いものであと4日で終わりですね。

コロナ禍の巣篭もりもあって、今年はいつもに増して読書がはかどった特別な年でした。

数えてみると今年は全部で181冊読んでました。

去年は108冊だったのでかなり増えました。

読書分野としては、理系寄りの書籍に偏りがあります。

特に今年はIT技術に興味があったので、その方面の書籍が中心になっています。

では、えびかずきの独断と偏見で選んだ2020年読んで良かった本ランキングを紹介していきましょう!

第1位

【ゼロから作るDeepLearning】斎藤康毅

ディプラーニングの入門書。

Pythonを使って自分でゼロからディープラーニングを実装していきます。

今年の1、2月はこの本に熱中しました。

この書籍では、最低限の数値計算ライブラリとしてテンソル処理に強い『NumPy』のみを使い、単純なパーセプトロンから、画像解析のための畳み込みニューラルネットまで手作りで作り上げます。

最後まで自分でやり遂げた時の達成感は格別でした。

内容はとても易しくPythonを多少でもさわったことのある人ならば苦なく読み進められます。

しかしそれでもディプラーニングの原理はしっかりと説明してくれている。

ディープラーニングの原理をしっかりと理解して使いたいという人にオススメの書籍です。

理系でもそうでなくても、ぜひこの本でディープラーニングをゼロから実装する喜びを感じてほしいです!

第2位

『CODE コードから見たコンピュータのからくり』Charles Petzold

この本を知っている人は少ないと思います。

コンピュータの原理を細かく、そして誰にでもわかるように易しく説明してくれている書籍です。

最近IT技術に興味がある私ですが、IT技術を使うのであれば、まずはコンピュータの仕組みを理解しておくべきだろうと考えて、この本を読みました。

実は、コンピュータの原理をしっかりと説明している書籍ってはあまりないんです。

私はこれまでに10〜20冊くらいコンピュータの原理を説明された本を読んできましたが、どれも抽象的すぎたり、部分的だったりと、コンピュータを理解した気になる程度のものばかりでした。

そんな中、この『CODE』という本は、二進数の説明からはじまり、仮想的に8ビット・コンピュータを作るところまで一切の省略なく説明してくれています。

紙版では全506ページとかなりボリューミーな内容ですが、読了後はコンピュータの全てを知った全能感に浸れます。

実はこの書籍、初版年が2003年と古めで、紙版の単行本は絶版で入手困難です。(私の家に大事に一冊置いてあります。)

でもご安心を。

最近Kindle版が出ていて、電子書籍として購入することができます。

めちゃめちゃオススメなので、コンピュータの仕組みに興味がある方は是非手にとって読んでみてください。


第3位

『高校数学でわかる統計学』竹内淳

統計学の入門書。

統計学って実は数学の難易度がかなり高くて、学術的な教科書から入って挫折してしまう人が多い学問です。

そこで、本格的な書籍に取り組む前に一読してほしいのがこの本です。

高校数学の範囲のやさしい内容で、下のような内容が理解できます。

•各統計量(μ,σ,sなど)
•母集団と標本の違い
•正規分布,ポアソン分布,χ二乗分布,t分布,F分布
•帰無仮説と対立仮説

統計はデータのあふれる現代において重要な学問です。

せめてこの本くらいの内容は頭に入れておきたいものですね。

個人的にこの高校数学でわかるシリーズの『竹内淳』さんの解説がものすごくわかりやすくて好きです。

他にも『高校数学でわかる相対性理論』、『高校数学でわかるフーリエ変換』などもオススメ。

第4位

『Python Django開発入門』大高隆

PythonのWebプレームワークである『Django』の入門書。

私が読んだDjangoの入門書の中ではこの本が最もわかりやすかったです。

今年の6月はこの本に熱中して、Webアプリ制作にどハマりしました。

DjangoはRailsなど他のフレームワークに比べると、世の中的にまだあまりメジャーとは言えませんが、人気の高まっているPythonのフレームワークということもあり今後需要が高まる可能性を秘めています。

Web開発は本を読んだだけでは全然ダメで、結局たくさんのプロダクトを実際に作って経験値を高めていく領域です。

当の私は趣味程度でやっているのでまだまだですが、いずれたくさんの人に使ってもらえるようなサービスを作りたいと夢見ています。

ちなみにこの書籍を読みながら私が作ったWebサービスが下の『RUNRUN』です。

無料の会員制Webサービスでツイッターでランニング距離を呟くことで、日々のランニングアクティビティを管理できるツールです。

2020年12月現在、実際に運用中なので、もしよろしければ使ってみて、コメント欄で感想を教えてもらえると嬉しいです。

第5位

『作って動かすALife』岡瑞起、他

『ALife』というのは人工生命のこと。

この書籍では、Pythonを使って人工生命を自分の手で実際に動かすことができます。

知的好奇心をくすぐられる、楽しい技術書なのでオススメ。

Pythonが使えるなら是非試してみてほしい一冊です。

実際に私が『GrayScottモデル』という人工生命を実装してTwitterで呟いた時のものが以下です。


グニャグニャと動きながら広がっていく様子が、奇妙でありながらどこか美しいです。

第6位

【Webプログラミングが面白いほどわかる本】吉村総一郎

Webプログラミングの入門書。

この書籍はN高の教材をベースに作られた本で、これからIT業界を目指す高校生がターゲットです。

Linux、Git、Node.jsなど、バックエンドのWebエンジニアがまず抑えるべき項目を丁寧に解説するという内容になっています。

今後も間違いなくIT業界の人材は需要が高まります。

IT業界で働かないにせよ、時代に乗り遅れないように、最低限の知識は身につけておきたいものです。

第7位

『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』大河内薫,若林杏樹

税金の勉強のための本。

この本は日本人全員が読んだ方がいいと思った。

所得税、住民税、確定申告・・・など税に関する情報をわかりやすく漫画で紹介する内容です。

どうしても会社員をやっていると税金のことに無関心になってしまいがちですが、

いざフリーランスや自営業でやっていこうと思った時に困ってしまいます。

残念ながら今の日本の義務教育では、お金のことを教えてくれないので自分で勉強するしかありません。

漫画なので小一時間で読めて、とてもタメになるのでおすすめです。

第8位

『生命式』村田沙耶香

ベスト10の中で唯一の小説です。

最高に面白かった。
文学史上最も危険というふれ込み通り、内容はかなりヤバい。

全12篇の短編集。とにかく読んでみてほしい。

私のおすすめは以下の3話。

生命式: お葬式で人を食べる話
パズル: 人が内臓に見える話
孵化: 6つの多重人格の話

第9位

『「死」とは何か 完全翻訳版』シェリー・ケーガン

死をテーマにした哲学本。

思考実験をしながら頭だけで死についてしっかりと考える。

この本に結論というものはないが、考える過程に意味がある。

完全版は751ページとかなり厚いが、内容はやさしくてスラスラと読めるので最後まで苦なく読めた。

『考える』という行為が好きな人には、おすすめ。

第10位

『筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方』Testosterone

筋トレ関連の食べ方の本。

マクロ管理法という健康的に増量(あるいは減量)するための方法論が書かれた書籍。

12月の初めに読んで、かなり腹落ちする内容だったので、私自身実際に今試している食事法。

12月の記事でも紹介したので詳しい説明は省くが、これまで食事に無関心だった私にとっては目からウロコの内容だったんで10位にランクイン。


2020年読んだ本リスト

今年読んだ本をリストとして下にまとめました。

いっぱい読んだなあ。

「タイトル」:速読したもの
『タイトル』:通読したもの
【タイトル】:熟読したもの

小説
『騎士団長殺し1部上』村上春樹
『騎士団長殺し 1部下』村上春樹
『騎士団長殺し 2部上』村上春樹
『騎士団長殺し 2部下』村上春樹
『一人称単数』村上春樹
『国境の南、太陽の西』村上春樹
『カンガルー日和』村上春樹
『ねじまき鳥クロニクル第一部』村上春樹
『ねじまき鳥クロニクル第二部』村上春樹
『ねじまき鳥クロニクル第三部』村上春樹
『羊をめぐる冒険 上』村上春樹
『羊をめぐる冒険 下』村上春樹
『パン屋再襲撃』村上春樹
『レキシントンの幽霊』村上春樹
『撫物語』西尾維新
『業物語』西尾維新
『結物語』西尾維新
『忍物語』西尾維新
『宵物語』西尾維新
『余物語』西尾維新
『扇物語』西尾維新
『デリバリールーム』西尾維新
『二銭銅貨』江戸川乱歩
『怪人二十面相』江戸川乱歩
「大地のゲーム」綿矢りさ
『ひらいて』綿谷りさ
『走れメロス』太宰治
『生命式』村田沙耶香
『羊と鋼の森』宮下奈都
「マボロシの鳥」太田光
『Jimmy』原作:明石家さんま

IT技術
『人工知能は人間を超えるか』松尾豊
【ゼロから作るDeepLearning】
『詳解 ディープラーニング 第2版』巣籠悠輔
『AIエンジニアになるには』丸山恵
「ゲームで考える人工知能」三宅陽一郎、山本貴光
『作って動かすALife』岡瑞起、他
「入門Python3」Bill Lubanovic
『Excel×Python最速仕事術』金宏和實
「PythonではじめるiOSプログラミング」掌田津耶乃
『Python Django開発入門』大高隆
「Python Django 超入門」掌田津耶乃
「Pythonではじめる機械学習」Andreas C Muller
『PythonでかなえるExcel作業効率化』北野勝久
『めんどうな作業が秒速で終わる! Excel×Python自動化の超基本』伊沢剛
「RashberryPiで学ぶ電子工作」金丸隆志
「RaspberryPiで始める機械学習」金丸隆志
『CODE コードから見たコンピュータの、からくり』Charles Petzold
『コンピュータ、どうやってつくったんですか?』川添愛
『コンピュータのひみつ』山本貴光
「プログラミング言語の選び方」掌田津耶乃
「プログラミング超初心者が初心者になるためのPython入門(1)」たっく, ちょっぷ
「プログラムはなぜ動くのか」矢沢久雄
「高校生からはじめるプログラミング」吉村総一郎
【Webプログラミングが面白いほどわかる本】吉村総一郎
『3ステップでしっかり学ぶ Ruby入門』技術評論社
『Ruby on Rails 6 エンジニア 養成読本』技術評論社
『スッキリわかるSQL入門 第2版 ドリル222問付き! 』インプレス
『確かな力が身に付くJavaScript「超」入門』狩野祐東
「HTML&CSS 基本マスターブック」佐藤和人
「本当によくわかるHTML&CSSの教科書」鈴木介翔
「絵で学ぶPHP入門」オフィス加減
『21世紀最強の職業 Web系エンジニアになろう AI/DX時代を生き抜くためのキャリアガイドブック』勝又健太
『Git使い方入門』湊川あい
「入門者のLinux」奈佐原顕郎
「これからのIoTビジネス」IoT産業技術研究会
「これからのブロックチェーンビジネス」森川夢佑斗
「アイオー 2020年3月号」工学社
「日経PC21 2020/4月号」
「5Gビジネス」亀井卓也
「60分でわかる!5Gビジネス」佐野正弘
「トコトンやさしいVRの本」廣瀬通孝
「60分でわかる!VRビジネス」
『いちばんやさしいブロックチェーンの教本』杉井靖典
「問題解決のためのデータ分析」齋藤健太
「コンピュータウイルス製造入門」嶋崎聡
「「明日からSlack使って」と言われたら読む本」向井領治
『AWSのしくみと技術がしっかりわかる教科書』小笠原穂高

数学読み物
『数学ガールの秘密ノート 複素数の広がり』結城浩
『数学ガールの秘密ノート やさしい統計』結城浩
『数学ガールの秘密ノート 学ぶための対話』結城浩
『プログラマの数学 第2版』結城浩
「暗号技術入門」結城浩
『夜も眠れないほど面白い18の数学エピソード ロマンティック数学ナイト』ロマンティック数学ナイト運営委員会
『高校数学でわかる統計学』竹内淳
『統計学が最強の学問である 実践編』西内啓
「1億人のための統計解析」西内啓
『数学の考え方』矢野健太郎
「数とは何かそして何であるべきか」リヒャルト・デデキント
『数学と方法』野崎昭弘
「数学する遺伝子」キースデブリン
「リーマン予想を解こう」黒川信重
『難しい数式はまったくわかりませんが、微分積分を教えてください!』たくみ
『世にも美しき数学者たちの日常』二宮敦人

科学読み物
『光の量子コンピューター』古澤明
『今度こそわかる量子コンピューター』西野友年
『驚異の量子コンピュータ』藤井啓祐
「量子コンピュータが本当にわかる」武田俊太郎
「いちばんやさしい量子コンピュータの教本」湊雄一郎
「高校数学でわかる半導体の原理」竹内淳
「高校数学でわかる相対性理論」竹内淳
「高校数学でわかるフーリエ変換」竹内淳
「シュレーディンガーの猫のパラドックスが解けた」古澤明
「利己的な遺伝子」リチャード・ドーキンス
「マンガ ニールス・ボーアの量子論」ジム・オッタヴィアニ
『漫画で読む マックスウェルの悪魔』月路よなぎ
「面白くて眠れなくなる「1日1ページ数学の教養365」クリフォード・A・ピックオーバー
物理パズル」左巻健男
「水の不思議partII」松井健一
「理系思考」元村有希子
「アインシュタインの予言」Barry Parker
「こわくない物理学」志村史夫
「偶然とは何か」Ivar Ekeland
「広辞苑を3倍楽しむ」岩波書店編集部
「広辞苑を3倍楽しむ その2」岩波書店編集部
「150年前のNatureには何が書かれていたのか」瀧澤美奈子
「空の名前」高橋健司
「アンドロイドレディのキスは甘いのか」黒川伊保子
「世にも奇妙な人体実験の歴史」トレヴァーノートン
『絶対わかる高分子化学』齋藤勝裕

哲学
『「死」とは何か 完全翻訳版』シェリー・ケーガン
「もう一度読む山川倫理」山川出版社
『大学4年間の哲学が10時間でざっと学べる』貫成人

ビジネス書
『2030年の世界地図帳』落合陽一
『超AI時代の生存戦略』落合陽一
『なぜあなたの仕事は終わらないのか』中島聡
『結局、人生はアウトプットで決まる』中島聡
「君たちが知っておくべきこと」佐藤優
『最強の学び方』佐藤優
『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』ひろゆき
『無敵の思考』ひろゆき
『自分のアタマで考えよう』ちきりん
『しょぼい起業で生きていく』えらいてんちょう
『ブログ飯』染谷昌利
「仕事が速いのにミスしない人は何をしているのか?」飯野謙次
『お金の真理』与沢翼
『不愉快なことには理由がある』橘玲
『革命のファンファーレ』西野亮廣
『動画2.0 VISUAL STORY-TELLING』明石ガクト
『人生攻略ロードマップ』迫佑樹
「グーグルが消える日 Life after Google」ジョージ・ギルダー 武田玲子訳
『なぜ僕たちは働くのか』池上彰監修
『億を稼ぐ積み上げ力』マナブ
『金持ちフリーランス 貧乏サラリーマン』やまもとりゅうけん
『売れるコピーライティング単語帖』神田昌典

音楽
『作詞少女~詞をなめてた私が知った8つの技術と勇気の話』仰木日向
『作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話~』仰木日向
『作曲少女2』仰木日向
「聴くだけ楽典入門~藤巻メソッド~」
『作りながら覚える3日で作曲入門』monaca:factory
『音楽入門』伊福部昭

料理
「志麻さんのプレミアムな作りおき」志麻
『志麻さんの何度でも食べたい極上レシピ』志麻
「志麻さんの極上おやつ」志麻
「読むレシピ」奥薗壽子
「週末2時間で作れる!1週間分のおかず」結城寿美江

健康
『筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法』Testosterone
『超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超・科学的な理由』Testosterone
『筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方』Testosterone
「人生を変える筋トレ」谷本道哉
『自重筋トレ 100の基本』エイムックシリーズ
『医者が教える食事術』牧田善二
『知っておきたい栄養学』白鳥早奈葵
「人体完全ガイド Newton別冊」
「からだの検査数値 Newton別冊」

その他
『メルカリ&メルカリアッテでかしこく稼ぐ本』川崎さちえ
『最後の秘境 東京藝大』二宮敦人
「1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 」デイヴィッド・S
「英語多読」繁村一義、酒井邦秀
「ノートではじめる新しいアウトプットの教室」コグレマサト、まつゆう
『自分の中に毒を持て』岡本太郎
『春宵十話』岡潔
『私たちは子どもに何ができるのか』ポール•タフ
『辺境・近境』村上春樹
『走ることについて語るときに僕の語ること』村上春樹
『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』大河内薫,若林杏樹
「KYOTO本屋さん紀行」玄光社
「藤子・F・不二雄のまんが技法」
「日本生きもの図鑑」
『人間の建設』小林秀樹・岡潔
『おとなになるのび太たちへ』小学館

読書分野の比率

今年の分野別の比率は下のとおり。

やっぱりIT技術が多いけど、意外と小説も読んでたみたい。

図1


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