見出し画像

コンサートトークの初歩

こんにちは! ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生を楽しんでいきましょう♫

昨日はとある演奏家とご飯に行きました。以前から「ご飯行きたいです!トークについていろいろお話聞きたいです!!」と言われていたのをふと思い出して誘ってなかなか行きたくても行けていなかったお店に行ってきました。美味しい料理はやはり良い気分になります♫

紙に書いて読むには

以前、トークについてえびチャンネルでも出したことがありました。そういえばこの動画は音楽家仲間から「見ました」とよく言われましたが、再生回数は伸びないwww 昨日ご飯食べた人にも「前にえびチャンネルで出した回があるよ」って言ったら知らなかった。

ということでまずはこちらを↑

さて、ここではなるべく紙を読まないようにという話もしていますが、紙を読んでも別に良いんです。でもずっと目を落として読んでいるのはよくない。では紙で原稿を書かない方がよいのか?ということですが、書く場合は気をつけることがあります。

紙を瞬間的にアレンジして読む能力というのは非常に高度です。私もできません。へたにやると逆に安っぽい感じになってしまいます。原稿を書いたらやはりそれを読むのが良いと思います。

しかし、いかにも読んでる感が出てしまう。それはなぜかというと、大体こういう文章を書く時に文語体で書いてしまうのです。CDの曲目解説とかを参考にしたりもすると思いますが、そういうのは普通、文語体だし、日本人は紙に文章を書く時に自然と真面目に文語体になってしまうものです。でも文語体で書かれたものをいくら暗記で話しても「音読感」が出てしまいます。それはこの文章の違いによるものです。

紙に書くときは口語体で

要は書く文章と話す文章というのは違うのです。日本語って難しいとよく言いますが、それだけ先人たちが文化を積み上げてきたということです。その日本語をどんどん崩していっている状況がありますが、この言葉の変化が多いのも日本語のすごいところ。でもいまだに男言葉と女言葉は別れるし、敬語もあるし、文語体と口語体があります。

なので原稿を読む人や、原稿を書いて覚える人、またはちょっとずつ目を落として読んでいくにしても、その文章をそのまま読むのであれば口語体で書くことが大事です。

例えば

モーツァルトはオーストリア出身の作曲家。ハイドン、ベートーヴェンと並んで古典派音楽を代表する一人である。

マジでこのままいう人います。論外です。

でも語尾だけ変えるとこうなります。

モーツァルトはオーストリア出身の作曲家です。ハイドン、ベートーヴェンと並んで古典派音楽を代表する一人です。

このぐらいの人もとても多い。とりあえず語尾を直す程度。でも、これ読んだら、いかにも音読感あるでしょ?

ではこれをどうやって話しているように、聴衆にわかりやすくするかに関しては来月からのオンラインサロンで書いていこうかなと思ってます。

例えば、たったこの二行ですむ内容でも、わかりやすく話そうと思ったらもっと長くなるし、それによっていかにも話している文章になります。また、慣れてる感を出す方法とかもあります。

ということで今回はトークについて。この、ごく簡単なことでも変われるきっかけになると思います。クリスマスに向けてトークコンサートがある人は考えてみてください。

それではまた。大変な時期ですがお互いがんばっていきましょう。

蛯澤亮でした。

「記事がタメになった」「面白い」と思った方はご支援いただけたら嬉しいです!今後さらに情報発信する力になります!