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第4回くつろぎ音Line 初練習!!楽器が1つ変わるだけでガラリと変わる三重奏の響き!!

こんにちは、ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。

自民党の総裁選のニュースでコロナ関連のニュースが薄くなっているらしいと聞きましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?

私はテレビ持ってないので全く知りませんけどねw

今年の世界を大きく変えたコロナショックの効果もあり、音楽家の演奏活動にもかなり変化が出ました。これまでやるべきことでありながらそれぞれが一歩踏み出していなかったところに無理やり生かされた感じです。

これまでもオンラインコンサートはされてましたが、ごく一部でほとんどの演奏家はその場の生の空間での演奏活動を主体としていました。私もそうです。そこに意味があり、これからは実体験することに価値があると言われていた昨今ですが、それが不可能となったのです。無理やりにオンライン化せざるを得ませんでした。

しかし、これはこれでポジティブに考えれば音楽業界にとっても良いことです。コロナのワクチンが開発され、この騒動が落ち着いたとしてもこのオンライン化の波は止まらないでしょう。それまでにどれだけ試験をし、実績を作っていくかも音楽家の役割だと思っています。


今回はフルート、クラリネット、ファゴットの三重奏

コロナショックを機に私が始めたのがくつろぎ音Line(オンラインって読んでね)。オンラインでそれぞれの寛げる空間で音の線で繋がる、そんな意味を込めた演奏会名です。

言ってみれば、全国、世界、どこにいてもオンラインで同時に同じ演奏を聴き、コメントもできて繋がり、共有できるってすごいことですよね。しかもそれが個人からの配信でも気軽にそれなりの品質でできるようになったのです。

今回の演奏はフルート;河合雪子、クラリネット;吉田かなえ。二人とも地方出身なので地元の人たちにも演奏を届けられることを嬉しく思ってくれています。

前回の様子↓
(今気づいたけど、テロップ間違ってる。。。Vol.2でした。。。)

第3回公演より場所を本郷三丁目の名曲喫茶カデンツァに移して、人数限定でお客様を入れることにしました。今回も限定17名でご来場いただけます。チラシでは15名となっていますが、会場が精査したところ、17名までは可能とのことです。


意外に曲があるこの編成

今回のプログラムは編曲もありますが、オリジナル曲もあります。それもクラシック、ロマン派、近代作品と幅広く。古典派のあまり知られない作曲家フックスの三重奏曲はなかなかしっかりした技巧的な曲。ロマン派はマイヤーというこれまたあまり知られない作曲家ですが、前回も好評でした。かなり長い曲集で、今回は前回やらなかった曲を選んでいます。そしてスミルノヴァという現代の女性作曲家の作品も演奏します。どれもなかなか演奏機会のない作品ばかりです。

さらに前回好評だった忙しい人のためのピーターと狼。五分程度でピーターと狼を早口で語るような編曲です。さらにはジャズ作品も。

このアンサンブルの最高音楽器がオーボエなのかフルートなのかで全く変わります。全く違う発音体が加わることで響きが全然変わります。

オーボエは全体に輪郭がはっきりとしてクリアな響きになります。ファゴットと同じ発音の仕組みなので合いやすく、クラリネットがバランスを取ることでまとまった響きになります。

フルートになると、それぞれの発音が全く違うのでそれぞれ調整が必要です。フルートとクラリネットはしっかりと発音す方向に、ファゴットは柔らかく発音することが要求されます。また、音量もフルートとクラリネットは自由が効きますのでファゴットはダイナミックをしっかりと付けないと一人だけ不器用に聞こえます。

聞く方からしてもかなりの違いがあると思います。たった一つの楽器が変わるだけで響きがガラリと変わる、アンサンブルって面白いですね。


そこだけのトークもお楽しみください

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今日の練習では三時間休みなくぶっ続けでした。それだけ内容の濃いプログラム。それぞれ初めてのプログラムなのでどんな曲なのか、楽譜の不備がないかなどを確認しながらの音楽作りは時間がかかります。

この二人と演奏していると二人とも良い子で雰囲気がとっても良い。まあ、一人だけ世代の違う私に気を遣っているのもあるんでしょうがw、とにかくほんわかとした雰囲気で時間が過ぎるので疲れても力を落とすようなことはありません。不思議ですね。そういう人間力って素晴らしい。写真見て、「俺疲れて見えるな」と思ったのですが、このアンサンブルでは二人に準備段階から協力してもらってとても助かっています。

そんな二人とのトークもぜひお楽しみに。二人に聞いて欲しい質問があれば事前にお伝えくださいw、または当日コメントにお書きください。そんな感じもオンラインコンサートならではですね。

それでは皆様のお越しを現地で、オンラインでお待ちしております。


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