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土曜の夜はくつろぎ音Line。中堅の男ならではのコンサートメイク。この企画の存続も考える節目の公演。

こんにちは! ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生を楽しんでいきましょう♫

さて、怒涛の文化庁補助金シーズンの最後はくつろぎ音Lineです。もともとオンラインコンサートとして始まったこのコンサートシリーズ、いつまで続くのか?この企画は続くのだろうか?

今回の配信は今までにないクオリティかも?

このコンサートシリーズのはじまりはこの男トリオでした。オンラインのみのコンサートで防音室を借りての演奏。右も左もわからない配信コンサートを手探りでやりました。

このときはマイクも一本だけ、マイクスタンド、オーディオインターフェースも全て借り物です。

それからマイクは二本、マイクスタンドもオーディオインターフェースも購入して第二回目を迎えました。この時はいつもお世話になっているしおりDにも準備段階でお世話になりました。

二回目は音質も変わったと視聴者に高評価をいただきました。

あ、ちなみに動画の字幕にでてるVol.3は間違い。Vol.2です。

そして、三回目は音量調節がうまくいかず、音が割れるところが出てしまいました。しかし、三回目(再び男トリオ)からは名曲喫茶カデンツァでお客様を呼んでの公演となりました。

そして四回目はカデンツァで良い音質での配信ができましたが、音のバランスやお客様対応など、様々な課題も見つかりました。

こうやって見ると、このコンサート、成長してますね。

五回目は新たな課題もできましたが、音のバランスの調整など、それまでの課題を解決することもできました。

そして、六回目です。これが最後となるか、ステップアップとなるか、節目の公演です。どんなクオリティでの配信となるか、ぜひご覧ください。

オンラインコンサートの意味

正直、社会に動きが出てきたことでオンラインでの視聴者は少なくなってきています。これはライバーに聞いても同じです。結局、自粛期間は配信バブルで、人が動けばそれだけ配信の視聴者は減ってしまいます。

実際にコンサートにいらっしゃる方々も、これまでは動画でしか見れなかったけど生で聴けて嬉しいとおっしゃいます。私たち演奏者としても生でお聴きいただきたいのが本心です。しかし、この配信というツールを生かすかどうかはこれからの取り組み次第かなと考えています。

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ですから、配信コンサートはやはり配信だけというプレミアムな空間にするのか、ここのところのように現地も含めてのコンサートにするのか、はたまた自粛前のように生だけに限定するのか。これはこれから業界全体で考えなければいけない課題だし、それによって個性が出てくるのではないかと思います。例えば私の企画するコンサートシリーズでもそれぞれ開催の仕方が違うかもしれません。その方向性も考えています。

今回は節目の公演

ということで文化庁の補助金シーズン最後のコンサートとなるくつろぎ音Line、今回で一区切りと言う感じで考えています。

正直、ここのところ文化庁の補助金を取ってこの二か月間に公演を詰め込みましたが、補助金が出るからできる部分もありました。実質、三月以降のものも対象なので三月のコンサート、緊急事態宣言後にコンサートを再開した六月のくつろぎ音Lineからの補助もしてもらってるので大変助かりました。政府には感謝ですが、期限が短すぎるのは問題点。もっと長い期間に設定してくれればそれぞれが有意義にコンサートを設定できたでしょう。

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しかし、何はともあれ政府のコロナ対策の一貫で出された補助金自体には大変感謝してますし、私のまわりの音楽家には少しながら還元できたのではないかと思います。

しかし、これを節目にいろいろと考えなければいけないことは多く、様々な修正や刷新をして次の局面に行かなければいけないと考えています。

男三人のトリオはなかなかハードなプログラム

ということで節目のコンサートではなかなかハードなプログラムを用意しました。

第一回目からリクエストのあったフランセのトリオ。これはアマチュアの方でやろうと思う人はなかなかいない曲。音大生でもかなり難しい。プロの中でもフランセをやるとなると練習回数を増やそうという話になります。アンサンブルウィーン=ベルリンのドキュメンタリーでも、フランセはとにかく一緒に合わせをする時間を取らないといけないとインタビューで話しています。

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事実、私たちも今回はいつもより練習回数を増やして臨んでいます。それでも難しい。合わせるたびにいろんな課題ができるし、一つができると他ができなくなったり、表現をつけたそうとすると合わなくなったり、様々な問題が出てくるのがフランセ。しかし、やってるとだんだん楽しくなってくる。これがフランセの不思議なところ。絶妙に難しく、楽しい。やはり演奏され続けている作曲家というのはすごい。

中堅の男どもが繰り出すアンサンブル、ぜひご一聴ください。そして、トークもそんな男どもだからこその濃い内容となる予定。練習中に面白かった話は本番でもするようお願いしてあります。現地で、オンラインでぜひご覧ください♫

それではまた。日々楽しみましょう♫

蛯澤亮でした。


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