部活動について考えてみる。あくまで私見です。

こんにちは! ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生を楽しんでいきましょう♫

さて、今回は部活動について。吹奏楽部の指導に行ったりもしていますが、日本の部活動という教育は時代遅れなのではないかといつも思います。それについて今日はしばらく前にブログに書いた記事を引っ張り出して書いてみました。

部活動指導は教員にとって負担?

以前、よく聞いているラジオ番組で働き方改革について紹介していました。そこでコメンテーターが言っていたのが、「教員の負担が大きいのが問題。教員による部活指導は無くすべき」っていうのがあったんですけど、これ、私も思います。

というか昔から思ってました。

批判も多いでしょうが、自分が学生の時から思っていたことを書いてみようかなと思います。

中学生の時に吹奏楽部でトランペットをやっていたのですが、顧問の先生を見てて、「管楽器のこと何も知らない人から何を指導されるの?」って思ってました。実際に私の母校の顧問は管楽器をやったことがありませんでした。

実際、強豪校でもないところは楽器をやったことのない顧問の先生が多いです。音楽科教師だから受け持っているってだけ。昔からピアノはやっていて、音楽教育を勉強して先生になった人が急に「吹奏楽部を指導してくれ」って言われても何していいかわからないですよね。

管楽器はもちろん、指揮も振ったことない人が休日返上で指揮講習に参加したりして勉強する。それに加えて担任を持っていて部活動以外の時間はそちらで大変。

正直、大人になって思うのは「いつ休んでるの?」ってこと。休日に練習したいって言ってもやらせてくれなかったのも今なら理解できますw

でも、やっぱりそれが今でも一緒ってのはまずいのではないかと。私は中学生の頃から「顧問の先生は引率者としていれば良い。指導は専門家に任せるべき」と思っていました。

指導したいプロの音楽家はたくさんいる

実際に吹奏楽指導ができ、やる気のある音大卒の管打楽器奏者はたくさんいます。

管打楽器奏者というのはオーケストラには限られた人数しか就職できません。弦楽器に対して必要な人数が少ないからです。しかし、日本では吹奏楽文化が根付いているので管打楽器奏者はどんどん音大から排出されます。プロの吹奏楽団というのは実は少なく、これも定年などで団員が抜けないと代わりの人員は補充されないので就職口としては狭き門です。なので管打楽器奏者というのはあまっているのがクラシック界の現状です。そんな人たちに吹奏楽部で指導してくれと依頼がいけばみんな喜んでやってくれます。いろいろな指導法を考えてどうやったら上手くなるか、自分の経験を活かした指導もしてくれるでしょう。

教育は未来への投資とよく言われます。

日本人は大人しいとか感情表現が下手とか意見が言えないとか感性が足りないとか悪くいう人もたくさんいますが、音楽をより良い環境で学べるのも心の育成としてとても良いと思います。

楽器をできる様になる→音楽を表現できる様になる→音楽が好きになる

ってみんながなって行く様な体制を作れないものかと思います。

そのためにも専門家の役割は重要であり必要です。最近は学校によっては顧問意外にトレーナーという形で専門家を読んで指導をしてもらう形を取っています。これはとても良い傾向です。そして、やはり良い専門家に教えてもらっている学校の生徒たちは上手になっていきます。

しかし、そこには色々な弊害もあったりします。それはまた次回。

寒くなってきましたが、心はホットで過ごしていきたいですね。ハニーファニークリスマスは日曜まで開催中。

来週のハルモニームジークもお待ちしております!

ハルモニー23

それではまた!日々楽しんでいきましょう!

蛯澤亮でした!

「記事がタメになった」「面白い」と思った方はご支援いただけたら嬉しいです!今後さらに情報発信する力になります!