音楽家がまた充電期間に。前回よりはソフトだが持続化給付金は再び出るのか?

こんばんは。ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生を楽しんでいきましょう♫

さて、緊急事態宣言を受けて音楽業界はまた充電期間となりました。今回は以前よりは緩い状況ですが、結局平日夜のコンサートはしにくい状況もあり、この状況下で踏み込む主催者や会場もなかなかないので結局開店休業状態。さまざまな仕事がキャンセルになっていると音楽家仲間もSNSで嘆いています。

コンサートがしづらい状況からの緊急事態宣言

個人的には毎年あった年末年始の仕事がなかった今回、やはり人が集まるイベントが組みづらい状況は続いていました。私自身で企画するコンサートシリーズも東京のものはできても茨城でのコンサートは企画しませんでした。やはり東京から人が来てコンサートをするというのは抵抗があるという田舎の人たちの心情もあるからです。

とはいってもやはりおういったイベントに飢えているのも事実なようで、行政や財団が主催するコンサートに出演した時にはその来場者の多さや受け入れ側の熱量を感じました。

正直、1回目の緊急事態宣言以降、音楽家には二通りいました。音楽家としてコンサートをするべきという考えで対策をしながら攻めて行くタイプ、逆にこの状況ではコンサートをするべきではない(または自分自身恐い)という考えの人たち。しかし、後者は秋頃から演奏しはじめました。前者からすれば「感染者は増えてきているのになんで?」という感じ。緊急事態宣言後すぐに動きはじめた人たちを批判してきた人たちも、秋頃から演奏活動を始めました。別にこの状況下で演奏するべきではないという考えの人たちの意見は否定はしません。それぞれの信念で動くべきだと思います。しかし、流れに乗ることだけで、なんとなくの雰囲気で動いている人も多いのでしょう。

しかし、情勢を見て自分で判断しながら道を切り開いて行く気概を私は失いたくないと思います。会場が20時で閉まることからハルモニームジークはこの二ヶ月は休演することにしましたが(2月は情勢を見て念の為。個人的には延長の可能性が高いと思ってます。)、その後の対応はこれからピッチをあげて取り組んでいきます。

個人的には引っ越しも一段落し、正月ボケもやっと抜けてきました。

再び持続化給付金はあるのか?

内閣官房参与の高橋洋一氏の話によると、今回は定額給付金という選択肢よりも、持続化給付金や雇用調整助成金など、業界向けに予算を使って行くだろうとのこと。

髙橋洋一チャンネル 第78回 再び10万円定額給付はあるのか?実現の可能性を解説

持続化給付金が再び出される可能性が大きいというのはありがたいですね。高橋氏にはガンガン政府に言って欲しい!彼が言うには、持続化給付金を再度出すのは制度的に簡単とのこと。実際に、音楽家や芸術系の個人事業主の多くはこの緊急事態宣言で収入が減るわけですからぜひ前と同じように出して欲しいですね。この調子だと宣言延長もあるだろうから、そうなったら尚更です。

また、文化庁の補助金も再度出して欲しいものです。できればイベントに関しては今年いっぱいの開催期限にしてより広い期間で補助金で開催するイベントを増やして欲しい。その方がイベントが集中しないから人が一定期間に集まらないメリットもあると思います。前回の補助金はあまりに急すぎてイベントも集中してしまいました。

高橋氏によると今回はまだ使ってない予備費もあるし、予算は潤沢に積んであるそうなのでどう使うかで経済が変わってくるとのこと。政府にはぜひ有効に使って欲しいし、文化事業の継続のためにもぜひ文化事業者に対しての給付金や補助金を出して欲しいですね。

そういった情報が出たらこちらでもまた解説していこうと思います。

と、その前にまずは確定申告ですね。その辺も自分のをやりながら少しづつ情報を出して行く予定。まずはサボっていた分、自分のを1からやらないと。。。

ということで政府の対応に期待しつつ、次なる手を温めていきましょう。

それではまた。

蛯澤亮でした。

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