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管楽八重奏 ハルモニームジーク vol.16

ハルモニームジークを知っていますか?

かつて、モーツァルトやベートーベン が活躍した時代、ウィーンやパリなどの大都市で初演されるオペラは地方で聴くことができませんでした。しかし、地方貴族は今の流行を知りたい。インターネットはもちろん、テレビやラジオもなかった時代に、都で流行している曲を聴こうと思っても、生で聴くしか方法がありません。しかし、歌手や合唱、オーケストラを要するオペラは地方ではなかなか上演することができません。

そこで流行したのがハルモニームジークです。ハルモニームジークはドイツ語。英語で言うとハーモニーミュージック。直訳すると和声音楽。しかし、ハルモニームジークと言うと一般的に管楽六重奏や管楽八重奏を指します。

そう、当時の地方貴族たちは大都市で流行するオペラや流行曲をハルモニームジークで聴いたのです。ハルモニームジークは気軽な演奏形態として広がり、それによって地方に新曲を輸出する手段として、管楽八重奏が重宝されました。当時、様々なオペラがハルモニームジークに編曲され、今でもその楽譜が残っています。

しかし、今日ではその曲はなかなか演奏される機会がありません。管楽八重奏となると、演奏者が集まることも大変ですし、普段やらない曲の楽譜を揃えるのも大変です。しかし、名曲はたくさんあるのです。それを定期公演にすることによって様々な曲を紹介できないかと考えました。

昨年一月から毎月第二水曜日に定期公演として行っているハルモニームジーク はそういった考えのもと、開始しました。若手奏者を中心になかなか演奏機会のない管楽八重奏曲を取り上げています。

ハルモニー16-書き出し

ハルモニー16裏書き出し

今回のプログラムはフリーメイソン 特集。都市伝説としても語られるフリーメイソンですが、高須クリニックの高須院長が公言している通り、フリーメイソンは実在します。そしてモーツァルトを始めたくさんの作曲家がフリーメイソンに入会していました。そして、フリーメイソンを暗示する曲が書かれているのです。

今回はそんなフリーメイソン特集。当日、解説を交えながらフリーメイソンと関わりのある曲を演奏していきます。

緊急事態宣言後の再開コンサート、ぜひお聴きいただきたいと演奏者一同思っております!

まだお席若干ございます。ビュッフェも用意しておりますが、大皿で各自取るのではなく、小皿に取り分けて提供いたします。また、飲み物や食べ物は持ち込み自由です(ゴミのお持ち帰りをお願いしております)。
ご予約はこちらから

そして、このご時世と言うこともあり、生配信もします。しかも、会場で撮影してくれるのでカメラを複数置いての配信です。演奏者を間近で見れるかもしれません。
ライブ配信のチケット購入はこちらから↓
https://twitcasting.tv/ebifg/shopcart/9696

本番前日は最終リハーサル。皆様により良い演奏を届けられるよう、最後の詰めをしっかりと行います。
それでは皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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