リライト・ショート解体4

「ベッドにそろそろ行こうか」

「ふつうに肩ポンするのはセクハラですよ、しーさん。先に寝てどぉぞ」
「勉強してる妻を残して眠れないよぉー」
「……ちなみに、最終学歴は……? もしかして教えられるのでは。家庭教師できないんですかあなたは」
「おっと妻が便利道具にしてみるのはアリかって判断に乗り出してきたぞぅ、だんだん非道くなるのも俺的にはアリだ、沙耶ちゃん♥♥♥」

「コッッワ、反応が」
「ちなみにリライト決まってからあんまり深く話せなくなってる俺なんだな。沙耶ちゃんも同じくだよ。いや沙耶ちゃんはまぁ別に俺には個人的に話しててもいいけど? 出来レースしようか」

「お断りします。家庭教師はいりません」
「妻が冷たい♥♥♥」
「書類上という返事も飽きてきましたね……。勉強も進まないし……」

「寝よう♥♥♥」

「でもしーさんにそう言われるとあと30分ガンバろうとなる気持ち、ふしぎですね」

「そ? 役立ってるなぁ♥♥ 俺♥」
「…………」

(あ、やっぱ寝たそうになってる沙耶。わかりやすくてカワイーーーーーー)
(どなたか、いらない敷布団をゆずってくれないものか……いや奮発して買ったベッド……いや……出ていけだわ、ねむい)


END.

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