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タイタニックと岡村さん。

私が人生で初めて1人で観に行った映画は「タイタニック」です。
 
観に行こうと思ったきっかけは、ナインティナインの岡村隆史さん。
当時「めちゃ×2イケてるッ!」というお笑い番組が土曜の夜8時を占拠しておりました。
番組内に「岡村オファーがきましたシリーズ」という名物企画がありまして。
岡村さんが様々なオファーに応えるべく全力で努力し、最高の笑いと感動を届ける人気企画。
その企画の第3弾だったかな。「結婚式の司会をやってほしい」と一般のご夫婦からオファーがきて。
 
うろ覚えだけど当時、爆発的に流行っていた「タイタニック」のストーリーや曲を岡村さんが事あるごとに番組内で面白おかしく引用してたんです。
 
その時点でまだタイタニックを観たことが無かった私。
岡村さんの影響で興味が湧き、思い立って急に1人で出かけた次第です。
 
当時、世の中は空前のタイタニック&レオ様ブーム。映画館は長蛇の列。
今はネットで簡単にチケットが買えるけど、当時は並んだんだよねぇ。
しかも今みたいにキレイで洗練された映画館ではなくて、雑居ビルの中とかにあって。薄暗いし、子ども1人で入っちゃいけない雰囲気もあって。
しかも周りはカップルだらけ。そりゃそうだ、デートで観るには最高の作品ですもの。
なぜ1人で来ることをチョイスしてしまったのか…。
 
映画は噂に聞いていた通り、最高でした。
1人で泣いて、1人で感動して、海中に沈みゆくレオ様を見守ってきました。
 
主題歌も素晴らしかったけど、やはり印象に残るのは「主よ御許に近づかん」
船が沈みかけた際、船内にいた演奏家たちによって奏でられた曲です。
パニック状態で誰もが絶望する中、演奏家たちは慌てることなくこの曲を奏で、船に残っていた乗客たちに勇気を与えたというシーンがあります。
 
実際のタイタニック号事件でも
船内にいた演奏家たちが乗客を励ますために
沈みゆく船の中で逃げることなく冷静にこの曲を演奏したという話が残っています。
 
先日、公開から25周年を記念し3Ⅾデジタルリマスター版となって再上映されたのは記憶に新しいところ。
…というか、あれから25年も経ったの!?
震えが止まらない…。

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