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水割り、濃いめ。

数日ぶりのブログ更新です。
入院していた祖母が先日、空へと旅立ちました。92歳でした。
 
昨年12月に骨折して入院。年明けから徐々に食事が摂れなくなりました。
当初は祖母本人も私たち家族も手術して、リハビリをすればまた家に帰って来られると思っていたので…とても悲しいです…。
 
祖母は昔から明るくて、お喋り、カラオケが大好き。そして呑兵衛。
80歳を超えても毎回きちんと自分でお化粧して、オシャレをして、お出かけするような人でした。
小柄な祖母は、いつでもどんな時もちょこんと可愛らしく家族の輪の中に座って笑っていました。
なんでも笑い飛ばすそんな祖母が大好きでした。
 
あれは91歳の頃。
家族で近所の飲み屋さんに行ったときの話。
注文したウイスキーの水割りを1口呑んだ祖母は
「こんな薄いの呑めない。ウイスキーもっと濃いめで」と店員さんに一言。
今でも伝説として語り継がれています。ファンキーな90代。
 
入院してからはコロナでほとんど会えずお互いに寂しい日々。
貴重な面会時には何度も手を握り、話しかけました。
 
今は心にポッカリと穴が開いて、喪失感でいっぱいです。
昨年、祖父が旅立ち、今年は祖母。
 
92歳。世間的には大往生と言われる年齢でしょうか。
長生きしてくれてありがとう。最期の瞬間にも居させてくれてありがとう。
病床で1人がんばった祖母にお疲れさま、ありがとう、と何度も伝えました。
 
これからは祖父と2人、空から見守っていてくれると信じて。
感謝の気持ちを忘れず日々、過ごしていこうと思います。
ばあちゃん、ありがとう。
私もばあちゃんに倣ってウイスキー濃いめで呑むわ。

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