予定調和がもたらす、お茶の間の平和。
予定調和がもたらす、お茶の間の平和。
祖父母の影響で、幼い頃から時代劇を見て育ちました。
今回は母方の祖父母の話。2人ともだいぶ高齢ですが、元気です。
世のおじいちゃま、おばあちゃまからの支持率が高い時代劇といえば「水戸黄門」
私の祖父母も大好きです。
なぜ、人気なのか。
たぶん爽快で分かりやすい勧善懲悪っぷり。
1番の見せ場で印籠ドーン!!の安定感。
どんな問題も最終的には必ず黄門様が解決してくれるという安心感。これでしょう。
毎回、同じパターンでは飽きてしまうので、黄門様も時に変化球を投げてきます。それ大事。
でも、最終的に「えぇい!静まれぇぇぇい!この紋所が目に入らぬか!こちらにおわすお方をどなたと心得る!」から始まる流れに期待してしまう。
「ひかえおろう!」と印籠を出し、一同驚愕で「ハハァァァ~ッ!」と頭を下げる流れを待ってしまう。
ミーアキャットは分かりやすく、パターン化されたものを好みます。性格なのかな。
だから、初見のものや不意を突かれる行動に瞬時に対応できません。その時は平然を装って一応、対応しますが内心、心臓バクバク。できれば心身ともに備えておきたいタイプです。
基本のパターンを理解しつつ、応用して効率化していきたいのです。
でも最近、私の周囲は予測不能の超現実な出来事ばかりなので、有難いことに多少の免疫がついてきました。
それでも、やっぱり格さんが印籠ではなく、突然スマホとか出してきたら驚く。
黄門様の命令で最新機器を取り入れたのならその旨、言ってくださいよー!ってなる。
そんなことがあり得ない世界だから時代劇はいつ見ても安定の楽しさなのです。
遠山の金さんに暴れん坊将軍、桃太郎侍、三匹が斬る、大岡越前、子連れ狼、必殺仕事人、鬼平犯科帳…。いつの時代も家族のお茶の間エンターテイメント。それ大事。
そろそろ忠臣蔵の季節ですな。
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