リハビリ

夏が終わった。


少し肌寒い。

かと思えば暑い。

よく分からん季節だ。


そして大学の授業が始まった。

久しぶりの授業だ。

大学に行った。

沢山の人がいた。


2ヶ月ぶりの授業。

集中力がもたない。

頭が働かない。




しかし、そんなことどうでも良くなるくらいの

大問題が発生した。


後期初日の最後の授業でのグループワークで

深刻すぎる問題が発覚した。



標準語が出てこない。



私にとってそれは深刻な問題だった。


 "深刻ぶった女はきれいじゃないから"


という歌詞を森七菜が歌っているが、

その時私は自分史上最高にブスだったと思う。



夏休みはあまり学校の人々とあまり会っていなかった。

地元の友達と電話したり、

方言丸出しで話しても何の差し支えない学校の数少ない友達(関東人)と会ったりしていたが、

標準語を話す機会が2ヶ月間ほとんどなかった。


テレビやラジオから聞こえる標準語や

一対一で話している友達(関東人)の標準語や

先生(関東人)が教卓で話している標準語を聞くのは

何の問題もない。


しかし、あまり話したことのない人が多い

10人(ほとんど関東人)弱のグループの中で

標準語が飛び交っているのを聞くと

 気持ち悪い

と思ってしまった。

とてつもない違和感を感じた。



そのため、発言しようとしても、


 あれ、これって標準語であっとるかいね?

 "あっとる"は方言じゃろ。

 標準語って何なん?

 標準って何なん?



コイツらが頭の中でぐるぐる回り、

発言する勇気が削がれ、

どんどん声量がなくなり、

上手く喋れなかった。



言いたいことが言えなかった。

ポイズン。




不甲斐ない。


穴があったら入りたい。



まあとにかく、

リスニング、スピーキング、

どちらもリハビリが必要だ。


今までどのように学校生活を送っていたのか

思い出そうとしても、

思い出せない。


先日の吉住さんの単独が脳裏にこびり付いていて、

それより前の記憶が薄い。


明日から、耳を標準語に慣らし、

標準語で話している人々を見ても気持ち悪いとか思わず、(絶対に思ってはいけません。)

日常会話レベルの標準語を習得し、

不自由ない生活が送れるよう精進して参ります。


何卒。











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