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最速クロスバイク作成計画に失敗した話

クロスバイク MERIDA CROSSWAY 100-R(2021)Sサイズ
通称メリダ号。

密かに最速クロスバイク作成計画が始動していました(笑)
ベースがエントリークロスバイクでもカスタム次第でロードバイクを超えられるではないかと。

勿論それはそう。だけど緩いルールがあって
■カスタムに使うのは安いパーツ(パーツ単体で3万円くらいまで)
■(自分が扱えないので)カーボンパーツは未使用。(フォーク除く)
■アルミの軽量かつ高コスパのパーツを使う。
■パーツ代本体代総計10万くらいまで
メルカリで2万円で仕入れたエントリークロスバイク。
これを総額10万くらいで工夫してカスタムして
エントリー~ミドルクラスのロードバイクまでスペックを
引き上げ『安い』かつ『最速の』
コスパ最強クロスバイクを作り上げる計画でした。

※あくまで『最速の』はVSヒルクライムに限定します。

2022年度までのカスタムはこちら。
■ハンドル UPANBIKE 25.4mm 460mmフラットバー(新品)
■グリップ メリダ ライトウエイト コンフォートグリップ(新品)
■ステム DIXNA アルミステム100mm(中古)
■ホイール MAVIC OPEN PRO + FH-T780 手組ホイール(中古)
■チューブ パナレーサー R'AIR(新品)
■タイヤ パナレーサー [700×28C] コンフィ(新品)
■スプロケ シマノ8速12-23T(中古/非売品)
■フォーク ボントレガー カーボンフォーク(中古)
■ペダル シマノ SPDペダル PD-M520(新品)
■サドル GORIX ショートノーズ ショートサドル(新品)
メーカー公表 12.1㎏→9.4㎏

んで2023年度のカスタムがこちら。
■ハンドルカット。460mm→420mm
■スプロケ シマノ8速 CS-HG50 12-32T
■タイヤ アジリスト23C
■サドル ゴリックスGX-A215
■シートポスト BONTRAGERボントレガー rhythm eliteシートポスト
■グリップ KCNC 自転車用 超軽量 ハンドルグリップ EVAグリップ
■バーセンターバー トグス(TOGS) フレックス クローズクランプ 樹脂製
■ブレーキ Vブレーキ BR-T610 DEORE
■クランクセット&BB シマノZEE FCM-640 36T 

https://twitter.com/MiyazakiEbi/status/1614125505745424384

軽量化&ポジション調整&ヒルクライム実走に向けて。
クランクセットの交換(フロントシングル化)で大きく軽量化したが
HINすぎてリア12-23Tはむり…(これが最も軽量なんだけど)
11-32Tに交換で重量増。

最終的な重量は…9㎏ジャスト!!

コンポーネントとフレーム以外は全カスタムしました。
コンポーネントは8Sのターニーグレード。
ギア数はともかく少ない分だけスプロケットは10S、11Sより軽い。
アルテクラスまで上げればスプロケの重さも逆転しますが
費用対効果が薄いと判断。

…ただ、ここで頭打ちしました。当初の条件だと前提条件だとここらが限界かと。

このバイクで実走ヒルクライムした結果がこちら。
清滝峠HC 11:50(2023/1/29)
勝尾寺HC 14:04(2023/7/3)

んでZWIFT号(ロードバイク)で実走した結果がこちら。
清滝峠HC 10:38(2023/7/25)
勝尾寺HC 13:24(2023/7/30)

https://www.strava.com/activities/9517600248/

ロードバイクで走ってまさかの清滝峠大ベスト更新。。正直脳汁があふれ出ました。。そして私の中で何かが崩れました。。はい。この計画のとん挫です。

ここ数か月FTPアップに取り組んでまして直近でこのクロスバイクで清滝峠にチャレンジしていればここまでの差はなかったと思います。全力走といってもパワメつけてないし当日の体調次第なとこもあって信憑性ないんですけど、諸々鑑みても10分そこそこのチャレンジで『1分差』というインパクトは巨大すぎて。。

ZWIFT号の簡単なスペックは
SCOTT SPEEDSTER 20 2018(Tiagra10速)
ステム、ハンドル等もろもろアルミ軽量モデルにカスタマイズ
ホイール:フルクラムレーシング1
タイヤ:アジリスト 25C
重量:8.1㎏

単純な重量差は約1㎏。だけどタイムはそれ以上の開きがある様に感じます。結論としてホイールの重量差、ホイールとフレームの剛性差が大きいのではないかと思っています。

清滝峠も勝尾寺も比較的ヒルクライムとしては斜度は緩めです。なので単純に「軽いが正義」とはいかないのかも。ヒルクライムというか時間も短いのでゴリゴリパワーで登っていくのがベストかと。そうなると剛性感やハブの転がりなんかも無視できない。なのでもっと斜度があって時間も長い十三峠なんかで比較するとこの差が縮まる可能性も有ります。

ホイールは手組のコスパがいいものを厳選して中古で購入しました。
だけど重量は全後計で約1900g。フルクラムレーシング1は骨董品ながら
アルミの上位モデルで重量も約1500g。じゃぁホイール交換すればいいじゃん。って話なんですが立ちはだかるは135mmエンド幅の壁。

https://b4c.jp/wheel-upgrade-crossbike/

エンド幅135mmリムブレーキモデルは完組で出来のいいものは存在しません。ベストな方法はショップに手組の依頼をすること。調べる限り重量だけでいうと1500gくらいのものは作ってもらえそうです。ただこれも予算オーバー。そんなに高いわけでもないですが3万円では無理です。今後万一売却する事なんか考えても用途がニッチすぎて資産的価値も薄いです。。

ということで、一旦本計画はここで一区切りになりました。
どうしても自分で作業できないクランク、フォーク、ブレーキ交換なんかはショップのお世話になったので工賃込みで15万くらいはいきましたかね。。で、これがこの価格帯のロードバイクと比べてどうかというと…

まぁいいとこトントンですかね。やっぱ値段相応でした。今後の拡張性は完全に負け。用途限定したら少し勝るかな。鉄下駄のソラ、ティアグラの完全初期ロードよりヒルクライムは速いはず。

やっぱ全力かけて登るからにはいい記録が欲しい。スピードと記録の魔力にはかないませんでした。。これからはヒルクライムはロードバイクで登ると思います。ただ最強通勤号としてまだこの子には活躍してもらおうと思います。

紆余曲折あったので少しパーツ構成が違うがほぼ最終形態のメリダ号

※追記※
タイム差に関してフラットバー&アップライトなポジションでパワー維持がうまくいってないだけかもとご指摘いただきました。ありがとうございます。確かにその可能性は大いにあり、今後の参考にさせていただきます!

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