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10月だけど今年を振り返る

おはようございます。
夜は感情的になるから作文や感想文は朝に書いた方が良いって言葉を今まで信じてきたけど、あと2ヶ月の今年を乗り切る為に辛かったことや頑張ったことを全部吐き出してしまおうと、夜の10時に馬鹿馬鹿しくもひっさしぶりにNOTEを開きました。完全に自分語りします。
絶対やめといた方がいい。

2019年に高校を鬱にやられながら卒業後、コミュカレで唯一の日本人だったこともあり頭おかしいと虐められつつこのカレッジも同年に卒業。クラスメートが全員韓国と中国の子だった。カルチャーの勉強になって良い経験だった。

2019年の終盤、10分バスルームに篭ってるだけで電話かけてくる依存気質なルームメイトと爆喧嘩しながら大学1年生を終え、コロナでアメリカに籠る決心をした直後家族に日本に帰ってこいと勧められ日本行き最後の飛行機に乗って帰国。そのまま2〜3年間日本で過ごしてやっと辿り着いたのが今年の初め。

2022年 1月、母に「日本の大学卒業しときな」と言われたことから大学受験を決めて人に頼りながら塾と家庭教師に英国社を習い、あ、英会話も習ってた、バイトとインターンをしながら一人暮らししてました。大変だったけど普通の20代って感じで自分の中ではかなり盛り上がってた。頑張ってる自分の姿に興奮する21歳。

5月、ほとんど半年やっと過ぎて受験に焦りながらも生活が軌道に乗ってきて「自分なかなかやるやん」って調子に乗ってきてました。残高が¥563になったことを除いては。

6月、大学を決めなくてはってことで帰国子女枠とか美術史が勉強できる大学を調べながら「私が2年前通ってた美大、退学したのか休学なのか」とふと気になってしまい大学にメールを送信。大学からの返信は「去年送ってきてた再入学のフォーム、申請通ってたのに来なかったからキャンセルしたけど今年も送ったら?」 えぇ、最大のミス。ってことで期限が完全に過ぎているフォームを再度送信。受かった。しかも秋入学。8月授業開始。
バイトを辞めなくては、塾と家庭教師と英会話を辞めなくては、アパート退去しなくては、契約全部切らなくては。ひゃ〜忙しい女の子は可愛い!!って盛り上がりながらバタバタと渡米に向けて準備。経歴がはちゃめちゃな私を雇ってくれた大好きなバイト先を卒業し、荷物をまとめ、渡米先のアパートを探すもなんと円安。ルームシェア1ヶ月15万円!高い!でも他は20万以上!!とりあえず応募!返信こない!そんなこんなで渡米当日!

7月、渡米!クレジットカードがない!お父さんにいただいたありがたい現金を握りしめ(円安で3分の1くらい消えた)アパートのオフィスをアポ無し訪問。応募に成功。完全に鬱気味。もうなにもできないけど時間が無い。授業が始まる。

8月、家無しカード無し元気無し!お友達が少しずつできながらカードも家もないことにドン引きされる(空港のスタバもホテルもキャッシュレスだった)。授業が順調に進む。

9月さすがに現金がなくなってきたのでお友達のお買い物をパパのカード(オンラインしか使えない)で立て替えて友人から現金をもらう強行手段。おばあちゃんのお友達の親戚のお家にお世話になる。バス停が遠いけれど今年のアメリカは誘拐が増えている+コロナでアジア系の人種はかなり外出が危ないと聞き、おばあちゃんのお友達の親戚の娘さんのお家(バス停から徒歩1分)に引っ越させていただく。自分のお部屋とご飯がある幸せに浸りながら中間テストに怯え勉強を始める。気温が20度きったけど夏服で過ごして友人に憐まれXXLの上着を貰う。

9月半ば、学校まで片道約2時間半バス乗り換え3回はさすがに少しくるものがあった。学校からバス停まで徒歩30分なので登下校で6時間使う。朝はほとんど4時起き。健康的過ぎる。授業は8時。終わるのは22時。バスの中で運転免許と英語の勉強しながら帰って課題してると気が付いたら1時。バスの中は運が悪ければホームレス風なおじさんに話しかけられたりそれよりも少し怖いこととかもある。週数回あるお昼に授業が終わる日しか希望がなくなってくる。お昼の乗客は基本みんな明るい。
少ししんどいなと感じつつ、気がつかないふりをして過ごしていてもやってくるカティークの日、クラスの中で一番下手なので仕方が無いけれど先生に一日9時間くらいひたすら批評を受け心の中は完全にボロボロ!わかってる、批評は自分ではなくて作品に向けられているし、ペップトークなんかでは技術向上しないから向き合わないといけない。でも帰りのバスでウィード臭がするおじさんにニタニタされながら話しかけられて愛想笑いして過ごしてる中で「もう疲れたな」って思わない日が少しも無い訳じゃなかった。あとクラスの教授のアシスタントが一年生の時に私を虐めてた生徒だったのも少し辛い要素だったかもしれない。

やりたいことをさせてもらえて、応援してくれる人がいて、この上ないくらいに恵まれた環境の中で愚痴なんてこぼしたくなくて、しんどさを感じてるってバレたくなかった。高校生じゃないんだし。成人しているし。自分の感情のコントロールくらいできるような人間だって思いこみたかった。
少しずつ、お友達と話しているときに心の中の声が意地悪になっていくのが自分でわかって、嫌な人間になっていくのを感じた。
「5クラスとってて、授業が大変なんだよね」
しんどいって訴えている友人が目の前にいるのに私は
『こっちは7クラスとってるのに』って思ってしまっていた。口でしか「大変だね」って言えなくなってた。
「車で往復1時間かかるから毎朝早起きで大変(笑)」
いつも仲良くしてくれている子の何気ない一言にも『私は往復約6時間かかるのに』って。口では「近くに住みたいよねぇ〜!笑」って言いながら、ずっと心の中の治安が荒んでいくのを嫌だなって思って、でも向上するには疲れちゃったなって放置してた。
自分と相手の辛さや環境は全く関係ないのに比べて勝手にイライラしだすくらいに心理環境が悪化しているときに、お父さんから「クレジットカード使いすぎだから解約する」とお叱りの連絡がきた。学生ビザは働けないし今止められてしまうと家賃もアメリカの携帯料金も払えなくなるのに。でもそんなことお父さんには関係ないし、カードを使わせてもらっている身だったのもあるし、もうなんか疲れちゃったのもあって、謝罪以外なにもできなくて、もうなんんか頭の中が負の連鎖しかなくなった。ちなみにこの1日前にアメリカSIMの携帯盗まれてた。そしてアップルが値上げした。

10月、急に笑い出しちゃったり授業中なんか泣けてきちゃってクラスを抜けたり集中できなくなったりすることが増えた。誰にもしんどい事はバレたくない。カウンセリングの予約する気力もなくて寝ても寝ても頑張れない。
でも人間って意外と丈夫だからな。自分は恵まれてる方だからな。まだいける気がする。学費や生活費が高くて(奨学金申請した)転校しなくてはいけなくなりそうだから大学を探しながらポートフォリオ を作りながら、運転免許の勉強をして、家を探しながら、中間テストに備える。書き出してみるとなんだかできそうなリストだけれど、毎日の気力が追いつかない。やらなくちゃ、始めないと終わらない、分かってるけど。あ〜ハイハイ、忙しいね、頑張ってるもんね。自分に甘いってわかってるけど、今止まれないし、なんか、なんかどうしよう。本当にどうしよう。薬も飲んでるし、みんな優しいし、協力的だし、なにも悪くないのに。どれだけ環境を変えても周りが強くて優しくても、ダサくて弱い自分だけがずっと付いてきてなにも良くならないまま今になってしまった。
あと2ヶ月、乗り切るだけじゃダメだ。本当に改善しなくちゃ。

自分が悲劇に生きてると感じちゃう時期に毎回想像することがある。悲劇じゃなくて感動ポルノ映画とかだったら、今の状況って改善していく寸前の一番辛いだけの場面じゃないかって。storytellingの授業で習った、hero's
journeyでは辛い時期の後に主人公が乗り越えて改善してギフトを得て日常に強くなって戻るって、全ての物語はそうやって作られてるって。自分の人生もそうなんじゃないかって、そうやって想像して乗り切る時がある。なにもよくならないけど。どうでもよくなっちゃうと悪くなっちゃうから、どれだけしんどくてもしがみつくしかないよね。

3つで$1の丸いパンで数日乗り切ったりしてると、小公女を思い出す。うろ覚えだけど。裕福な家庭に生まれた女の子がお母さんが亡くなったことをきっかけに全寮制のお母さんが通っていた学校に通って、途中でお父さんが投資した親友の会社が潰れちゃって、お父さんが病んで亡くなっちゃって、学校でお手伝いさんとしてお給料もらえずに働くんだよね。そのあと住んでた屋根裏部屋に隣の人の飼ってた猿が遊びにきて、その猿を連れてお隣さんの家に返しに行ったらそこの主人がお父さんの親友で、お父さんが亡くなった後に事業が成功してたらしくて引き取ってもらうんだよね。確かそんな感じ。
とっても心優しい女の子が主人公なんだけど、身寄りがなくなって同級生だった子に虐められて悲しみながらも心は優しくあろうと頑張って保っていた時に街の男の子物乞いと間違われて小遣いを少しもらう場面があって、その時に初めて主人公の子が泣き崩れちゃうんだよ。頑張って心の中は気高く優しくいようと保ってきたけど、他人から見たら自分はかわいそうなんだって。その時の場面でセーラ(主人公)がパン屋さんの奥さんにおまけの丸いパンをポッケに入れて大切に食べる場面がある。そこの場面が好き。
↓この場面が子供なりの可愛さと強さがあって気に入ってる。

「あたしはいつも王女だわ。……あたしは今、何かの間違ひで、乞食娘 になった王女だとおもっていればいゝんだわ」

(『少女倶楽部』、41)

「こんなにみじめな境遇に落ちても、セーラは決して心までもみじめ な小使娘にはなりませんでした。一日の仕事に疲れはてて、床に入る と、〈屋根裏の王女〉と、そっとつぶやいて、淋しく笑うのでした。」

(『ひまわり』、64)

少しでもしんどいなって思うことがあるとこの物語を思い出す。カビかけのパン食べてる時とか。私の家族は富豪じゃないけれど。この物語を思い出すと、いつでも自分が今大変なのと私の心の持ち様は切り離して考えていいんだって思い返させてくれる。奴隷みたいに過ごしているわけでもいじめ抜かれているわけでもないけれど。


頑張りたいなぁ。あと2ヶ月、後悔しないように頑張りたい。年末に「今年はがんばったな」って思いたい。
なんか今年以前の思い返しもあったな。まぁ物書きじゃないから駄文でもいっか。みんな、どんな境遇でも楽しく今年を乗り切ろうね。頑張れなくても。

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