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人様に迷惑をかけるな、という呪縛

人様に迷惑をかけるな。

日本人の性質なのかな、自分より周りを重んじる風潮。自分の意見を伝えたりやりたいことを行動に移すことが難しい。「本当はこうしたいけど、迷惑がかかるからやめておこう」って。

昔からそう教えこまれてきたし、娘にも偉そうにそんなこと言ってみたりして。

さらには、弱い自分やできない自分を見せたくない、助けてと言えないという謎のプライドがある。なんなら私になんて誰も手を差し伸べてなんてくれないという自己肯定感の低さとかもあるしね。

まあ、そんなことはできるわけもなく、なんだかんだと周りに迷惑をかけて生きているのだけど。待ち合わせにはいつも遅刻するし、親友には泣きついては夜中に愚痴を聞いてもらうし、諸々の連絡事項のレスポンス遅い時もあるし、ランチの約束をしていたのにうっかり日にちを間違えていてリスケしてもらったり。先日は塩と砂糖を間違えた卵焼きをお弁当に詰めて娘に持たせた。嗚呼!

でも。迷惑をかけまくっている人ほど愛されているよね。周りがちゃあんと助けてくれるのだ。パッと思い浮かんだのは内田裕也なんだけど。ロックンロール!

インドのことわざを最近知った。

「人に迷惑をかけてもいい。だけどその代わりに迷惑をかけられたら助けなさい。」

迷惑をかけるのがダメという意識よりも、もっとみんな周りに寛容になろうよ、助け合おうよ、って精神。そうだよね。自己解決できたらそれがいいかもしれないけど、それって結局一人ぼっちでいろんなことを抱えることになるから苦しいし、助けて欲しい時はお金が必要になる。さみしい。冷たい。

どんなに気をつけていても、今まで一度も人に迷惑かけたことがない人なんていない。相手の迷惑もちゃあんと受け入れることができたら。安心して助け合える社会になったら。なんかとってもとってもいいよね。

私はみんなに迷惑をかけてかけられて、いい人生だったなあって言って死にたい。ロックンロール!

「書く」ことで食べていけるひとになるのが目標です♡ここにたどり着いたのも何かのご縁。わちゃわちゃしましょー!!!