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泣きたくなるのは寂しさのせいじゃないらしい

泣きたい日というのは定期的に訪れる。

モヤモヤする。いわれのない不安がこみ上げてくる。

私は書きたくて。自分の思いを書きたくて。だって好きだから。そして私の文章で勇気になる人がたくさんいるって確信しているから。

いつもはちっとも気にしていなくても、投げつけられた言葉たちをふと思い出しては憂鬱な気持ちになることがある。

思い重すぎ。自分を前面に出しすぎてウザい。あなたのことを好きではない人だって読んでいるのだから発言には気をつけなよ。どうせお申し込みなんてなかったんでしょう。顔パンパンだね。

他の人なら黙っていられることを、どうして私には平気でぶつけてくるのだろう。有名でもなんでもないのに、どうしてこんなに叩いてくる人がいるのだろう。

自己開示を思いっきりして、嘘偽りなく書いている。私そのもの。だから打ちのめされる。全否定された気分。応援してくれる人の数の方が圧倒的に多いのにどうしてそちらに引っ張られるんだろう。なんて心が弱いの。

そんな時は、お風呂にお湯を溜めて塩を入れて音楽をかけてびょうびょう泣く。そうして疲れた心と体を慰めるように温める。ぐっすり眠る。その繰り返し。幾度となく訪れる泣きたい日。

「ひとりだから、泣きたくなるのだと思うの。」

友人に話したことがある。こんな日がやってくるのは、独身というひとりぼっちの寂しさのせいなのではないか、パートナーがそばにいたら寄り添ってもらえて安心して落ち着くのではないか、と。

「パートナーがいようといまいと関係ないよ。それはただのホルモンバランスのせい。降参しなさい。むしろそんな時に誰かがそばにいたらイライラすると思うよ。大丈夫、今までだってちゃんと浮上してきたでしょう?」

目から鱗。

泣きたくなるのは寂しさのせいじゃないらしい。

ただ、泣きたいのだ。その先に何があるのかはわからない。そんなことはどうでもいい。私は今、ここにいる今、泣きたいだけなのだ。ただのデトックスだ。スッキリしたいだけ。

なあんだ。これでいいんだ。今宵は安心して思いっきり泣きに行こう。

温かいお湯を張って、最近いただいた桜のバスソルトを携えて。

大丈夫だ。私は私の欲望を叶えてあげるまでだ。私はそうやって私を乗り越えていく。



「書く」ことで食べていけるひとになるのが目標です♡ここにたどり着いたのも何かのご縁。わちゃわちゃしましょー!!!