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「ユルく繋がる」素晴らしさ

正義と悪の戦いなんて単純なものではないのだ。

悪に見えていたって、それは見た人のフィルターを通してのこと。当の本人には正義だ。

中学3年生の娘の受験勉強に付き合っていたら歴史に興味が出てきた。学び直しをしていたらつくづく感じたのだ。歴史上のヒーローたちはみんなそれぞれの正義を持って行動していたんだろうなと。

まあ、そんなことはみんなわかっていることなんだと思うんだけど。
私が話したいことはもうひとつ。

長らくずーっと男性主体の社会だった。
歴史上の人物で教科書に載っている男性は数えきれないくらいいるけど、女性ってだあれ?足りない頭でパッと思い浮かぶのって、数人。

卑弥呼の邪馬台国時代は女尊男卑だったけど、ほとんど女性は影の存在だった。

女性は、旦那さまのため息子のためと、男性のサポートをする。その存在意義ってあとは世継ぎを産むため。甲斐甲斐しく女性にお世話された男性は調子に乗っていたのだろう。これまで戦争を繰り返してきたのって、男性が野放し状態だったからなのではと勝手に推測してしまう私がいる。

男性は縦の社会性を持つ生き物。だから勝負したがる。優劣をつけたがる。権力を欲しがる。

著名な方の講演会に参加した時に、その人は言っていた。
男性は住み分けをするのだと。電車オタクがいるとして、乗り鉄、撮り鉄、車両鉄…。好きな分野が違うと「君と僕は違うね」と線引きをして絡もうとしない。少しでも違うと拒否反応を起こすのだそうだ。むしろ喧嘩が始まることもあるらしい。電車が好きという大きな共通点で話が盛り上がったら楽しそうなのに。

男性同性愛者の友人が話してくれた。
「カミングアウトすると女性はすんなり受け入れてくれるし理解しようとしてくれるんだよ。だけど男性には、するや否や距離を置かれることが多いんだよね。だからこっちも構えちゃうよね。」と。

「ユルく繋がる」ことは女性が得意だ。自分と違う人たちとも沢山交流を持とうと考える。

戦争してやっつけるとかひれ伏すとかじゃなくて、どうやって仲良くしていく?って考えるもん。
そんな横のつながりを大事にする女性たちが、自分を大切にして社会に自分の強みを発揮していったら?そう考えるとワクワクする。

自分と違うものは悪ではない。そして自分もまた、悪ではない。
きっとこの世の中は、悪なんて存在しなくて、みんなそれぞれの個性と役割があるだけなんじゃないかな。それぞれがそれを発揮して認め合って共有したら、とんでもない化学反応が起こるはず。

平和になる。そしてなんでもできる。

ずっと男に産まれたらよかったのにって思っていた。どうして私は女に産まれてしまったのだろうと。

だけど。

「ユルく」繋がって、いろんな人と仲良くなって、尊重し合って、みんなでそれぞれの役割を果たす。そんな時代だから、私はきっと女性なんだ。

ねえ、これってうっとりするほどの完璧なシナリオじゃない?

「書く」ことで食べていけるひとになるのが目標です♡ここにたどり着いたのも何かのご縁。わちゃわちゃしましょー!!!