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70万円ソシャゲ課金した子供を持つ親のX投稿から考えたこと。

僕はX(旧Twitter)が苦手だ。
理由は、ネガティブなイメージを、
勝手にもっているから。

一応いうと、昔は好きだった。
僕は「Chef」という映画が大好きだ。
何度も見ている。

この映画では旧ツイッターが、
とても重要な役割を果たしている。

マーケティングという視点で見れば、
とても面白い映画だ。

けど、「青い鳥」から、
「黒いX」に変わる過程なのか、それ以前からなのか、
どんどんダークサイドな印象に変わった。

しかしSNSを理解する上で、
Xは避けては通れない。とも思っている。

追々SNS概論の授業があるが、
さわりだけ教わった内容に、
年齢層別SNSの傾向があって、
Xは全年齢層をカバーしているらしい。

体感も確かにそうだ。
なので致し方なく一日に一度は、
タイムラインを眺めるようにしている。


そんなXで、気になった投稿を見かけた。
子供がゲームに70万円課金したという内容だ。

要点は、子供が課金したことに対して、
罪悪感を感じていないという内容で、
親が書いた言葉そのままを引用すれば、

「この子はサイコパスなんじゃないか」

と思ったらしい。

一般人と比べて著しく偏った考え方や行動を取り、対人コミュニケーションに支障をきたすパーソナリティ障害の一種で、サイコパスの主な症状として、感情の一部、特に他者への愛情や思いやりが欠如していることや、自己中心的である、道徳観念・倫理観・恐怖を感じないといったことが挙げられます。

Google検索より、サイコパスとは

なるほど。
と思った。


話は変わらないようで変わりますが。

ある不動産経営者の方が昔、
給料は必ず手渡し。
を貫いていました。

自分が一ヶ月で稼いだ価値を体感して欲しい。
というお金の教育とのことでした。

歩合を含む金額の、周りとの受け取り額の違いも含めて、
知って欲しかったようです。


また、自分が勤務していた飲食店会社の社長は、
ある時経理の人に、

今月の全ての支払いを直接手渡しするから、
業者に銀行振り込みはしない旨を伝えて、
担当者に事務所へ直接取りに来させるよう、
指示しました。

その支払日、業者一社づつに、

「このお金は、自社のスタッフが、
 日々お客様に頭を下げ続けて、
 感謝して、お客様から頂いた売り上げから、
 御社への支払いを行っている。」

社長曰く

と、前置きをして、それぞれ〇百万円、
〇十万円を手渡ししていくわけです。

「さぁ、これを受け取った、
 担当者の君は、なんと言う?」

当然ありがとうございます。
と皆口を揃えて言う。

「そうだろう!うちのスタッフは日々そうして頭を下げているにもかかわらず、君たちは振り込まれて何も言ってこない。
 感謝すらしていないじゃないか!」

社長曰く

と一喝。
それ以来、毎月の支払日には、
それぞれの業者の経理担当者から、
お振込みありがとうございます。
と連絡が入るようになった。

考えたこともなかったので、
メリット・デメリットは置いといて、
目から鱗だったことを覚えています。

お金の受け渡しという行為が希薄になっていく昨今、
お金の価値感って、どう変遷していくのか気になります。


冒頭のサイコパス君の話に戻ります。
彼はもしかしたら、お金の価値が分からないのかもしれません。

画面で見て課金する金額と実際に現金を手に取ってみた体感、
現金で支払う経験など、どれくらいあるのでしょう?

もしかしたら今の世代は、
タッチ決済でお小遣いを貰っている。
なんてこともあり得るかもしれません。

深掘りしても仕方がないので、
その親はどういった手を打ったか、
どう教育したのかなど知る由もありませんが、

その投稿が僕の脳を活性化させたことは事実です。

SNSの良いところは、
考える機会を与えてくれることと、
マーケティングの視点を養うこと。

悪いところは、
ほどほどにしないと沼ることと、
冒頭の通り、
ネガに持っていかれること。

基本、ニュースの〇盗・〇人などの部分を、
意図的に見ないようにしている僕にとって、
ネガティブキャンペーン的な投稿が多いXは
(あと広告が多すぎてめんどくさい)

かなりカロリーが高い、
修業の場でもあります。

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