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水道事業の脱炭素を考える

国連が昨年9月20日に開いた「気候野心サミット」。そこでグテレス事務総長は「人類は地獄の扉を開けてしまった」と気候変動について表現し、地球温暖化を「地球沸騰」と言い換えた。気候変動の課題はいよいよ深刻として、踏み込んだ温室効果ガス排出削減を各国の地球市民に求めた思考だろう▼日本政府においても、2020年10月に菅元総理の所信表明演説において、2050年までに「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言したが、それ以降、国の検討と具体的な取組は、「新たな地域の創造」として環境省を

    • 能登半島地震その後、水道の復旧が進まないのは…

      テレビ、ニュースなどもそうだが私の周辺の市民感情としても「能登半島地震の復旧・復興が遅々として進まない」という声を多く聞く。もはや被災地のみならず国民すべてが国や自治体の災害対応について不満や疑義を持っているようである。被災地の災害ボランティア登録の問題などもあるが、まずは言いたい水道復旧の問題▼全国各地の水道事業体の職員たちが被災地で奮闘する取り組みは、応急給水、漏水調査、復旧修繕対応など、水道に関連する被災地での任務は多岐にわたる。いまこの瞬間も自治体水道局などの職員が1

    水道事業の脱炭素を考える