免許合宿6日目in鳥取

今日は一日中休みだったので、観光に行った。まず6時16分倉吉駅発の山陰本線米子行きにのって、米子に7時43分着。そして7時45分米子発の山陰本線松江行きに乗り換えて、8時25分に松江駅に着いた。島根県に初めて降り立った瞬間であった。山陰本線は相当寝心地が良く、電車の中はほとんど寝て過ごした。田舎の電車の揺れ具合というのは本当に心地いい。あとボックスシートは寝やすい。松江は中海と宍道湖に囲まれていて水の都と言われてきた。ただ今の松江駅の周りは相当寂しい。県庁所在地であるはずなのに。これまで人生で様々な県庁のある駅に行ってきたが、ここがダントツで栄えてなかった。島根県のMAXがここなのだから、田舎の人が東京や大阪に憧れるのも無理はない。ここには本当に娯楽がない。出不精の老人とかなら全然快適だろうが、遊び盛りの若者が暮らすには物足りない地域だろう。

松江駅

そしてそこから歩いて20分ちょっとのところにある松江城に足を運んだ。かなり古い木造建築で建物自体は大きくないものの、独特な建築様式から国宝に指定されている。また天守閣が現存している城というのは日本に12個ほどしかないらしく、そのうちの一つであるということはとても貴重である。1番上から宍道湖を望む景色を見ることができたのだが、とても美しい光景だった。晴れていたらもっと最高だっただろう。

松江城


天守閣からの景色。宍道湖と松江の街並みを一望することができる。


松江城に行ったあとはしじみご飯と出雲そばを食べた。しじみは中海と宍道湖でよく取れる。これら2つの湖は汽水湖(淡水と海水が入り混じっている湖)であり、しじみはその環境でよく育つからだ。なので、しじみの養殖が積極的におこなわれている。しじみをふんだんに使ったしじみご飯は本当に美味しかった。また出雲そばは歯応えがしっかりとしていて、そばのつゆを麺にかけていただくという他の蕎麦とは一線を画した方法でいただけるとてもおいしい蕎麦である。正直これが食べれただけでも島根に少し寄った価値はあった。

しじみご飯と出雲そば

そしてまた米子駅まで山陰本線で戻り、堺線に乗り換えて河崎口駅で降りた。そこから20分歩くと、ガイナーレ鳥取がホームとして使っているオールガイナーレYAJINスタジアムがあり、そこでガイナーレ鳥取とヴァンラーレ八戸の試合を見た。J3を見るのは実は初めてで、かなり新鮮だった。まずスタジアムとピッチの距離が近すぎる。あと電光掲示板がない。控え選手の座る椅子がパイプ椅子。などのJ1と違う点がいくつかあった。全く盛り上がらなかったら嫌だなと思ったが、2805人が観客としてきており、意外と人がいた。ただ、ピッチが近いのと、観客がJ1ほどはもちろんいないので、選手たちの指示や怒号、そして審判への抗議の声が事細かに聞こえて本当に新鮮だった。選手たちは俺が思ったよりやり合っていた。地元住民が来ていて、特に子供たちが多かった。鳥取でスポーツを見れるのはここしかないのでかなり人が集まっていたし、お祭り感覚で皆来ているようだった。スタジアムもかなり小さくここがスタジアムとは一瞬見ただけじゃわからない。公園みたいなのである。そしてアウェイサポーターはなんと5人しかいなかった。5人しかいないのに応援していて、本当にすごいと思ったし、選手たちが5人のために戦っていた。どんなに少なくともサポーターがいるというのは幸せなことなんだなと思ったし、どんなに小さいクラブでも地域住民に愛されているのだなと思った。Jリーグは地域密着型を目指しており、それにかなり成功していると思った瞬間であった。

入り口
試合後サポーターに挨拶する鳥取の選手

帰りは三本松口駅から境線に乗り、米子で乗り換えて倉吉駅に帰ってきた。そして夜ご飯は鳥取のご当地フードである牛骨ラーメンを食べた。一見あっさりしているように見えるが、ガツンと牛骨の香りが聞いていて、かなり食べ応えがある。でもそこまで臭みはなく、老若男女食べやすいラーメンとなっている。非常においしかった。

牛骨ラーメン

牛骨ラーメンを食べ終わった後、ホテルに帰って風呂に入り、その後サークルのZOOM新歓に参加した。1年生が5人もきていた。この早い時期に5人も参加するのは正直すごいことである。9日までは帰れないので、対面の新歓に俺が初めて参加するのは12日であるが、今から対面の新歓が待ちきれない。その前に仮免の試験に受からなきゃいけないのだが、効果測定4回受けたうち、1回しか合格できてないので、先が思いやられる。難しくないのはわかっているのだが、あの手の正誤問題がかなり苦手だ。明後日の試験に備えて明日は勉強をることにしよう。

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