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チガサキ⊿ライフ313 : みち (鉄砲道)

1. 鉄砲場

 JR東海道線と並行するように、東西に貫く道(南湖の六道の辻から富士見町の平和学園付近まで)が”鉄砲道”である。その道筋は、鉄砲場に沿うものだったといわれているが、この機会に歴史を調べた。

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鉄砲道

2. 歴史

 1728(享保13)年、江戸幕府は片瀬村(藤沢市)から柳島村までの海岸一帯に、鉄砲場が設置されたそうである。以後21年間は毎年演習が行われ、その鉄砲上は明治維新頃まで110年間も存続していた。

3. 記念碑

 新旧の鉄砲道があり、その分岐点に記念碑がある。何の記念碑知らなかったが、今回分かった。それは、佐々木卯之助の記念碑だそうで、鉄砲場の管理責任者だったようだ。鉄砲場内で農民に耕作を許していたが、幕府からお咎めを受け、1835(天保6)年に処罰、伊豆国の離島・青ヶ島に流刑し82歳で亡くなっていた。半世紀後に農民の感謝を示す為、1898(明治31)年に南湖中町の八雲神社境内に記念碑が建てられ、1981(昭和56)年に現在地に移っていた。今でも花が飾られているので、農民の感謝は半端ない事まで分かった。

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記念碑


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