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ビジネス出張記

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出張とは、仕事で通常の勤め先を離れて他の土地に出かけることである。通常と異なることから、新たな発見・経験・事件が付き物である。少しラップ調に韻を踏みながら紹介すると、こんな感じ?…
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ビジネス出張記001 : まえがき

1. 目的 記録、整理、分析の三つの柱を目的とし、ビジネス出張記を書く事にした。ロンドン駐在記を書く際も、同じ目的であったが、自分なりに意義があると考える。ついては、時間の許す限り、書く事にした。 2. 海外出張 仕事で世界各国を飛び回っているが、これらは貴重な経験であり、私の売り(財産)でもある。この売りを如何に活用するかを考え、書き物として纏める事が、ただの記憶から価値ある知識への変革になればと思う。また、出張の移動時間は、昨今唯一の一人になりくつろげる時間である。自宅

ビジネス出張記109 : 羽田空港 (ストップ)

1. タッチ&ゴー 3月の九州出張、タッチ&ゴーが売りの出発保安検査(タイトル写真)で、人生初経験のタッチ&ストップとなった。理由が分からずJALスタッフを待つことになったが、メールを見ると、座席変更の連絡は届いているが、その他の説明は無かった。 2. 機材繰り 駆け付けたスタッフに聞くと、機材変更に伴い受付を一端停止したのが理由だった。致し方ない点は理解でき、スタッフの対応は良かったので大きな不満ではないが、理由と再開の連絡がすぐ分かるようにシステム的に改善の余地あり。今

ビジネス出張記108 : 韓国 (ホッケ茶)

1. 男 韓国での打合せ前、机の上のペットボトルの“男”の時に目を引かれた(タイトル写真)。何を飲まされるのかと聞くと、お茶で「ホッケ」と呼ぶらしい。ラベルに描かれら葉っぱの絵を見ても分からず、英語でなんて呼ぶのか、スマホで調べてもらった。 2. Oriental Raisin Tree 英語でoriental raisin tree、日本語でケンポナシだと分かったが、訳しても良く分からない。更に調べると、ケンポナシは漢方などで使われてきた素材で、二日酔いなどに効果的と言わ

ビジネス出張記107 : 韓国 (牡蠣)

1. 家族 韓国出張の最終日の昼時に、店先に美味しそうな写真が出ている店に入った(タイトル写真)。韓国語で話しかけてくる三人の店員に囲まれて、写真を見ながら選ぶ。老夫婦と厨房で働く娘さんぐらいの年の女性だったが、手ぶりで聞くと娘ではなくベトナムから働きにきているそうで、小さな店にも国際化が進んでいた。 2. チヂミ 困っていると、一組いた40代ぐらいの夫婦の奥さんが、日本語で親切に説明してくれた。どうやら牡蠣の店らしく、牡蠣チヂミとクッパを頼んだ。出て来たチヂは想像よりも大

ビジネス出張記105 : 韓国 (タクシー)

1. 空港 韓国ソウル金浦空港のタクシー乗り場で、準備していた関連会社の住所の書いた紙をドライバーに渡すと、カーナビにインプットしてスタートした。韓国語で話して全く分からないが、「渋滞」は分かった。優良ドライバーとシールが車体に貼っていただけあって、ちゃんとビルまでついた。着いたと言われて、ビルの前で車を降りた。何の表示も無く、あっているかどうかわからなかったが、ビルに入って警備員に聞くと21階にオフィスがあった。 2. Hotel オフィスからホテルへの道は、社員がタクシ

ビジネス出張記104 : 市ヶ谷

1. 駅前 市ケ谷駅周辺の自動車会館で開催されたセミナーに参加した。三つの路線のが公差する駅であるが、JR東日本と東京メトロの駅は「市ケ谷」、都営地下鉄の駅は「市ヶ谷」と表記されている。会場の自動車会館も向かいには、日本棋院と書かれており、羽生さんでも出てこないかと思っていたが、調べると棋士は棋士でも将棋では無く囲碁の方であった(タイトル写真)。 2. 大使館 流石に東京の中心で、近くにはルクセンブルク大使館があった。早く着いて時間があったので、見に行ってみた。人口わずか5

ビジネス出張記103 : 韓国 (そば)

1. しめ 韓国の焼肉屋さんで、しめの料理を聞かれた。NoodleでHotかColdかと尋ねられ、Coldを選んだ。先に出てきたのはHotを頼んだ方で、白く細い麺が出てきた。麺の名前を聞くと、「ソーメン」と言っており、日本のそうめんのようであった。HotとColdで、麺の種類も変えているのか不明であるが、温かい麺との注文で出てきていた。 2. 冷麺 追っかけ出てきたColdの方は、韓国料理の冷麺でイメージする麺が出てきた。当然のようにハサミを手渡されたが、使い道が分からなく

ビジネス出張記102 : ソウル (ホテル)

1. Gimpo Airport 羽田発の最終便でソウルに向かい、空港近辺のホテルを予約した。会社で契約している旅行代理店の予約であるが、グーグルマップの抜粋が添付されていた。ホテルの名前に空港名が入っているので、空港から当然標識が出ていると油断していたが、実際は全くなかった。位置関係は近くのはずだが、このアバウトな地図のみでは良くわからない。また、23時ごろの到着で、Informationカウンターに人も居ない。携帯のレンタルショップで帰り支度をしている女性店員に尋ねると、

ビジネス出張記101 : ソウル (高速バス)

1. 長距離 ソウルからグンサン(群山)への高速バスは、グーグルで調べると、ソウルかなほぼ真南に約200キロを目指す旅であった。走行時間は2時間30分で、単純に計算すると平均時速80キロでかっ飛ばし、料金は約2千円(18,700ウォン)である。ちなみに、韓国語でもコウソク・バスと呼ばれ、発音はコウソクの最後のクが弱い感じ(コウソッが近い)であった。 2. チケット バスの乗車口では、ICカード読み取り機がすぐに目に入った。しかし、今回はバスのチケットを購入していたので、どこ

ビジネス出張記100 : ソウル (バスターミナル)

1. 前夜 韓国出張で、ホテルからバス亭まで移動が必要となった。夜の23時頃にホテル(タイトル写真)に到着し、フロントでバス停までの移動時間と金額を確認した。Central city terminalは、タクシーで30~35分で21,000ウォンとの説明だった。渋滞は無いかと質問したが、8時でも空港周辺は混んでないと説明され安心し。9時発のバスに乗る為、余裕をもって8時にホテルを出発とした。 2. 早朝 早朝にGoogleでバックチェックすると、1時間程かかると出てくる。嫌

ビジネス出張記099 : 岐阜羽島 (円空)

1. 生誕の地 岐阜羽島駅前の最も目立つ場所にモニュメントがあり、タクシー乗り場から目に入った(タイトル写真)。“円空生誕の地”と書かれているが、同行者も全員知らなかったので、何者かとスマホで調べた。 2. 僧侶 家に帰ってからもう一度調べてみたが、今まで接する機会の無かった江戸時代(1632-1695)の僧侶であった。詳細説明は以下の通り。 3. 仏像 有名でも無いが、有名なのは彫られた仏像であった。“円空仏”と呼ばれ、過去には東京国立博物館でも展覧会が行われていた。訪

ビジネス出張記098 : 岐阜羽島

1. 地名 初めて岐阜県に足を延ばした。海に接しない内陸の県なので、新幹線の駅名は、“羽”の次はてっきり”鳥”と思い込んで“岐阜羽鳥”と検索して、チケット購入時に手間取った。地名の由来は、羽栗群と中島郡の合併で一文字ずつとった羽島で、そもそも“中島”には何かに囲まれた区域の意味だそうで、海にある島限定ではなかった。ちなみに、県名の岐阜は、中国の地名である“岐山”と”曲阜”を組み合わせて、織田信長が命名したそうだ。 2. 残念な新幹線駅10選 ちょうど二日前の東洋経済ON L

ビジネス出張記097 : 視界不良

1. コードシェア便 大韓航空のチケットだが、JALのコードシェア便で成田空港の第二ターミナルでの搭乗だった。自動チャックイン機では、スカイチームのマイルの登録する事が出来ず、近くに居たスタッフに聞くと、「搭乗カウンターで登録してもらうように」と言われた。それは出来ないだろうと思いながらも、言われた通りに一応試してみるが、若い添乗員を困らせただけでやっぱりマイルの登録は出来なかった。 2. アナウンス 幸先が悪いなと思っていると、その添乗員の声で「低姿勢の為、着陸できない可

ビジネス出張記096 : バンクーバー (KEG)

1. 慣習 アメリカの学会で発表が終わった最終日、いつも労いの意味を込めてステーキを食べていたそうで、慣習に従ってステーキを食べに行った。洒落た感じのレストランKEGに、予約をせずに直接行った。受付では、席が空いておらずPubで飲んで待つ提案を受けてちょっとごとごとしたが、屋外の席は空いていたのでオープンテラスで食べる事にした。 2. 店名 てっきり何かの略かと思ったが、店名のKEGとはビールを貯める小さい樽を意味する名詞で、地ビールも自慢の店だった。料理のお勧めはロブスタ