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広報は俯瞰力と「切り取り力」が大事かもしれないと思った今日

このところ、色々ミーテイングをしていてふと思いました。これまでのnote記事で「広報は俯瞰することが大事」って何度も書いてきたのですが、それに加えて、「切り取る力」が必要だな〜とここ数日で感じたのです。

記事のあらすじ
一つのニュースの中で、どこを切り取ったら「ほう!なるほど!面白い」と思わせるのか、その視点の持ち方って大事だなというお話です。

会社を俯瞰して「どんなニュースを対外的に発信できるか?」って眺めることで、情報発信のネタと切り口が見つかるのは確かなのですが、そこから先には「そのニュースのどの部分を切り取って際立たせるか」という編集力が明暗を分けるなと感じました。

先日、あるクライアントで、社員のひとりを対外的に広報して行こうという話になり、プロフィールや資料などを作るためにミーティングをしました。その人のこれまで(キャリア)や、担当業務、大切にしていることや感じていること、日々の習慣など、一通りヒアリングしてくれた内容がざーーっと記されているメモを共有してもらい、これをまとめて行こうという話をしていたのです。

そのメモよろしく、その人に興味を持ってもらうために、できる限りの情報をメディア側に渡すことは大事だと思うのですが、(つまり提供する情報「量」も大事ということ)同じトーンで延々語り続けても、結局、どんな人なのかいまいち伝わらないんじゃないか?と感じました。(そう、情報の「質」もないとダメですよねということ)

「うちの誰々は、〇〇な人です」という「骨格」みたいなものがあることで、相手は初めて腹落ちするんじゃないかと思いました。(つまり一言で伝わらないと、相手に理解してもらうなんて無理・・ということ)

そう、どこを切り取って「〇〇な人」と称するかが肝になるって話です。

✅今の時代にあっていて
✅キーワードとしてキャッチーで
✅わかりやすくて、
✅興味をひく部分
・・・・・・を「切り取る」作業。

実はこれが案外難しくって、世の中が見えていないと&結構賢くないと、全然違うところを切り取ってしまうかもって思ったのです。「今、世の中がどんな話題なら興味を持ってくれるか」という時の流れをキャッチアップしているのと同時に、「どれだけ相手の立場(これなら面白いだろーなー)を想像できるか」を合わせ技で繰り出さないといけないんです、きっと。
例えばですね、

①毎日本屋にいく
②00専門書は日本一詳しい自負がある
③詳しさを生かし、学生のサポートを行う
④ちょっと天然
⑤37歳でその道では若手

みたいな(社員の)特徴が並んでいたとします。その場合、

⑤は、その道の若手とはいえ、37歳ではインパクトに欠ける。。
④は、天然レベルがわからないので、伝わりにくい。。

となると、①②③のどれかになるわけです。

③は、”サポート”の具体性を一言で言い表せないかもな〜
①は、毎日の習慣なら誰にも一つはありそうでインパクトがないな〜
ただよく聞くと、サポートとは「学生の成績アップの立役者になる」ことらしいし、毎日といっても「週7で1日3時間は本屋さんにいる」らしい。これは根拠に使えるかも!となります。

②をアレンジし、「日本一詳しい!?00専門書ソムリエのXXさん」という風にその人の特徴を切り取ることにしました。さらに、「本屋には週7通い!三度の飯より00専門書なXXさんが学生の偏差値アップに貢献」というサブタイトルをつけてみる。

そう、こんな感じで切り取っていくんです。

これをブラッシュアップしながら磨いて磨いて磨いて・・・ってやっていくと、広報したい人がどんどん際立っていくし、メディアにも興味を持ってもらいやすくなる。これは、俯瞰力とはまた違う、編集する力「切り取り力」なのです!

よし、実践しましょう!

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