【広報日記】プレスリリース作成に費やす時間の正しさとは

先日、野呂さんのnoteサークルの中で(下記ご参照くだされ!)、プレスリリース作成に費やす時間は短くしたい、みたいな一節があって、それをきっかけに作成時間の是非みたいなものをぼんやり考えています。皆さんは、1通のプレスリリースを書くのにどのくらいの時間をかけますか?

もちろん、内容や時と場合によってまちまちとは思うものの、サクっといいものが仕上げられるに越したことはないかなと思います。以前、アドバイザリーとして付いていた広報ビギナーさんは、月間10通ほどのリリース作成に業務の半分以上を割かれていると言っていて、「それって経営者からしたらものすごく人件費のもったいない使い方してるじゃん」と思ったことがあります。

ちなみに昨日の私は、新規作成に費やした時間は約30分です。初見(全く初めてその場でリリースしたい内容を聞かされる)でも1時間あれば書けるかな、という感じです。実際、数日前に友人から副業でやっているサービスのプレスリリースの相談を受け、書き方も構成もニュースバリューの付け方もダメダメだったので、ご飯食べながら1時間で全て書き直しました。笑

30分くらいならそこそこいい感じのこなし具合だと思うのですが、改めてリリースを書く際の要素を分解してもう少し記録を縮めてみたいと思います。素早く書くためには、①時間をかけなくていいものは準備だけしっかりすること、②時間をかけるべきところに集中すること、だと思います。

時間をかけず、下準備をしっかりするところ
✅ ファクト(伝えるべき事実・情報)
日時、サービス・商品名、商品・サービス情報、URL、QRコード、窓口情報などなど
✅ 素材
画像、動画、ロゴデータ、バナー、図などなど
時間をかけるべきところ
✅ 本文構成
情報の取捨選択と全体の構成、バランスを考える。
✅ 価値づくり
メディアにとって=社会にとって、ニュースバリューになる点はどこなのか?それをどう伝えるべきか?を考える。
✅ タイトル付
興味を引き、わかりやすく、読んでもらえるタイトルを考える。

私の中では上記のように線引きをしています。よく見かけるのは、下準備の情報がちゃんと整っていないのに、構成を考えはじめて長時間悩んでいる人。これでは最適な構成を組みにくい上に、後から修正加筆が多くなり、余計な時間や手間を取られてしまいます。例えていうと、材料が揃っていないのに調理を始めてしまい、途中で火を止めてコンビニに足りない材料を買い出しに行く、みたいな感じでとっても非効率。メニューを決めて、材料を揃えて、下処理をしておいて調理に臨むのとでは、明らかに違うはずです。

スポーツの準備体操やウォーミングアップのように、プレスリリースを書くための「準備」でパフォーマンス=リリースの出来が違ってくるのではないでしょうか?いいリリースを短時間で仕上げたら、その分、アプローチをしたり露出獲得のために割く時間が増えます。さて、今日も楽しく広報しましょう!


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