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こもり熱タイプの便秘と熱のリリース法には◯◯

2−3日に1度出るのが稀。頑張らないと出ない。なかなかお通じが出ない悩みこそが「便秘」というイメージがありますが、、

・普段はそんなにお通じに悩むことがない

・むしろ軟便で、お酒やお肉を食べ過ぎると下すこともある

という「こもり熱タイプ」さんがその状態を悪化させると便秘になることがあります。

普段はするっと出るのであまり気にしていなかったけど気づいたら何日も出ていなかった。なんとなく体がほてったり、口内炎やニキビなどの炎症も同時に出ていたり。

そんなことはありませんか?

こういうときのお通じは、

・色が黒い

・カチカチで硬い

・臭いも強い

などの特徴が挙げられます。食欲についても、

・普段以上にお酒を求めたり、食欲が止まらなかったり

となる方も多いですね。イライラして人に当たりやすくなったり、胃がムカムカして顔ばかりのぼせたり。

原因は

肉類の食べ過ぎ・お酒の飲み過ぎ・それ以外にもあらゆる温活作用のあるもの(辛味や刺激の強いスパイス、激しい運動、怒りや議論・交渉ごとなど)の摂りすぎ

などからきているかもしれません。

こうしたこもり熱タイプのお通じの悩みには、

たまった体内の熱を下げる

ことが改善のポイントになります。

熱を下げるって??

と頭の中が??になる方が多いと思います。

乳酸菌とかじゃないの?となりそうですが、便秘に種類があるなら対処法もそれぞれ。そしてなにかを加えるばかりが解決方法ではありません。

アーユルヴェーダは「引き算の医学」。不要なものを鎮静するのが予防法の基本にあるので、この場合は「不要になった熱を下げる」のが便秘の改善法になります。

一方、日本では温活至上主義のようなところがあります。確かに体を温めることは免疫を高く保つのに大切ですが、すべての人が常に体を温めていれば良いわけではないので、むやみやたらに温めるのは良くないんじゃないかな〜〜と、思います。

そして、燃えている火に氷水をかけたら火が消えてしまいますよね。それほどつめたーい飲み物などを摂ったりするのは良くないです。

燃えすぎている火をちょうど良いサイズに調整する

ことが大事なので、「適度に冷ます」飲み物・食材がおすすめです。

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そこで、おすすめなのが「バラ」

アーユルヴェーダにおいてバラの効果は「熱の鎮静効果」。ドーシャで言えばpittaの熱をやわらかく鎮静してくれます。現代医学的にも香りをかいだ後の脳波測定では高い鎮静効果が認められているそうですね。

使い方は簡単。

飲用タイプのローズウォーターを白湯に数滴落とし、就寝前に飲む。

これだけです。

バラは高い安眠効果もあるので、熱を鎮静し、催眠し、ぐっすり眠ることもできるので、こもり熱タイプさんに多い

・仕事のしすぎで眠れない

・考え事をして寝付けない

・普段からイライラしやすい

といった方の状態改善にももちろんおすすめです。

その他の食材で飲用できるものなら

コリアンダーシード、カルダモン、レモングラス、サフランなどのスパイス(水に適量浸し、スパイスウォーターとして飲む)
ココナッツウォーター

などもおすすめ。

もちろん、もともと火を大きくしすぎていた原因である

肉類の食べ過ぎ・お酒の飲み過ぎ・それ以外にもあらゆる温活作用のあるもの(辛味や刺激の強いスパイス、激しい運動、怒りや議論・交渉ごとなど)などを控える

ことも大切です。

そうしているうちに、熱かった体が平熱に戻り、食欲も落ち着いて、気分もリラックスしてきます。ふっと気分がゆるんできて、いつも通りのするっとお通じに戻る。といった感じです。

それでも良くならなければ、仕事や悩み事で頭がパンパンなのかもしれません。1日だけでもお休みを作って、静かな湖があるほとりでのんびり過ごしたり、森林浴をしに行かれてはいかがでしょうか?

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これは何か変な占いなどではなく(笑)静かな湖や森林浴に行くと、ひんやり涼しい空気と、自然豊かな環境がバラ以上に熱を鎮静し、リラックスさせる効果があるんですね。

ちなみに、こもり熱のカチコチ便秘には、飲用タイプのローズを活用した方が良いですが、飲用できるものは国内ではなかなか手に入りにくいもの。

東京にお住いの方なら「東京スパイスハウス」のローズウォーターがおすすめです。50%濃度の高濃度抽出液がたったの2160円。同じくイランから輸入しているローズペタルもリーズナブルで使いやすいです!荻窪店・または青山ファーマーズマーケットで毎週末出店されているのでそこで買えますよ。

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もし、便秘の悩みはなくても「考え事をしていて寝付けない」「夢の中まで仕事をしてしまう」といった頑張りすぎ屋さんなら化粧水タイプのローズウォーターでも良いでしょう。

これは飲めないのですが、コットンパックが簡単で、

コットンにひたひたにして、寝る前に目をつむってまぶたの上から「アイパック」または「おでこパック」

してみてください。これは頑張りすぎ屋さんじゃなくても真夏の寝苦しい夜ならどんなタイプの方にも有効で、ほんとーにぐっすり眠れて気持ちが良いので、ぜひやってみてほしいです^^

最後にお知らせ。eatreat.ではアーユルヴェーダならではの薬草やスパイスを用いたブレンドティーを作っています。そのお茶を3/16,3/17のtea for peace@国連大学(青山)で出展。当日はアーユルヴェーダの体質に合わせた薬草やスパイスを使ったブレンドティー作り体験のワークショップも開催します。もちろん、バラ茶も作れますよ!お席が少なくなってきているので、気になっている方はお早めにお申し込みください。

サポートしていただいた分は、古典医療の学びを深め、日本の生産者が作る食材の購入に充て、そこから得た学びをこのnoteで還元させていただきます^^