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感想:三度目の殺人

三度目の殺人
2017年公開

▷あらすじ
すでに殺人の前科のある男が、元勤務先の社長を殺したことを自供する。彼の死刑はほぼ確実だったが、担当弁護士の男は度々変わる彼の供述に違和感を覚えていた。やがて調査が進むにつれ、彼を囲む複雑な人間関係が浮かび上がっていく。(Googleより引用)


▷感想
自分の負い目や希望などの色眼鏡越しに観る世界の真実はどこにあるのだろう。
作中の「親子でもわからないのに、まして他人のことなんて」「色んなことを見て見ぬ振りをしないと生けていけませんから、そっち(刑務所外)じゃ」というふたつの言葉が、この映画のウェイトを占めているように感じた。
ラストの重盛と三隅が硝子越しに重なるシーンが印象的。三隅の言葉を聞いて重盛がハッとしながら体を起した時には何か執着や期待が剥がれ落ちていくようにも見えた。
三隅の人当たりの良さそうな雰囲気と、事件自体への関心薄さ(私はそう捉えてる)、ひとの気持ちを汲み取れてしまうところなどから、人間失格の主人公を思い出した。彼に愛おしいと思うものはあるのかな。

ていうか、見出しの画像サイズ考えて描かなきゃだめね。次から改めよ。

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